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学校説明会 ~入学前にやっておいた方がいいこと~

2014年06月23日看護学科 通信制Blog

第2回 学校説明会での「卒業生の話」を一部ご紹介します。

育児・仕事と通信学習の両立
7期生 山川宗治

私は20年間准看護師として働いてきました。何度か進学を考えましたが、夫婦共働きで3人(小学生)の子育て(自称:育メン)をしながら就学することに不安を感じ、なかなか一歩を踏み出せずにいました。しかし、逆に子供が小さいときがチャンスだと考え、その当時流行語にもなった「いつやるの・今でしょ!」という言葉にも背中を押され、勇気をもって進学を決意しました。
140614学校説明会-卒業生の話1

通信制は働きながら学べるということに魅力を感じて入学しました。入学当初は、どのように学習を進めていいのかわからず、学校に何度も連絡を取り、相談し ながら自己学習を行いました。育児・仕事・勉強の多忙さにも苦悩しました。妻と協力しながら、子供の送り迎えを行い、また職場に戻り勉強したこともありま した。しかし、人とは不思議なものでこういう状況でも慣れてくると普段の生活リズムになっていったように今では感じます。

通信制の学習は、毎日コツコツと継続的に学習していくことが求められます。そして、これから入学を考えている方々には、早めに放送大学の単位を修得するこ とをすすめます。私は、通信制への入学と放送大学の入学が同時スタートでした。テストの時期が重なり、一気に12教科のテストを受けるなど苦悩した記憶が あります。ですので、入学前に放送大学の単位を取得しておくと、通学の負担が少なくなります。

病院での見学実習では、緊張感がありました。臨機応変に対応する力と幅広い事前学習を行う必要があります。私は、常に事前学習を行い、イメージトレーニン グを大切にすることを心がけました。准看護師としての10年以上の経験があるので、今までに得た知識とまた改めて得た知識を融合していくことも多く、いい 経験になりました。実習では、一歩立ち止まって看護実践を考えることの大切さを感じました。普段での看護業務では、多忙になり作業的になりがちですが、正看護師に求められるものは理論的な解釈のもと実践することだと学びました。

この2年間を振り返ると、自身よくやれたと思うと同時に、やればできるという事を再確認できました。日々の生活に追われている方々が、このような体験を聞 いて勇気をもって進学していく原動力になれば幸いです。入学してしまえば、2年間はあっという間です。看護師としてのキャリアアップと同時に新しい自分の 発見にチャレンジしていくことをお勧めします。

人生二度目の進学
7期生 W.Y

私は地元の衛生看護科を卒業してから、准看護師として働いてきました。20代のころ、一度進学したことがあるのですが、途中で挫折してしまった経験があります。
当時は、准看護師が多く、再進学を考えませんでしたが、気付けば職場では准看護師が私一人だけになり、どこか自信を持てなくなっていました。再進学のきっかけとなったのは、同じく准看護師として働いた後進学し看護師になった上司でした。不安な思いを伝えると、「准看の経験があるからこそ勉強でも理解しやすいこともあるはず」と話してくれました。タイミング良く、友人が一緒に学校へ行かないかと声をかけてくれ、「今いかないと絶対後悔する」と思い、進学を決めました。
140614学校説明会-卒業生の話2

2年間を振り返り、私がやっておいて良かったと思うのは、放送大学の単位をとっておいたことです。もちろん、入学してから学校と放送大学両方の勉強を進 めていくこともできますが、放送大学で取らなければならない単位は決して少なくありません。両方の勉強時間・試験日の勤務調整が必要になってきます。私は 全ての単位を取ったわけではありませんでしたが、それでも同時進行で勉強していた友人より時間的にも気持ち的にも楽だったと思います。その分、学校の課題 に集中することもできました。放送大学へは10月入学もあります。今からでも間に合いますので、一つでも単位を取っておくことをお勧めします。

学校の課題で思い出深いものとなったのは、紙上事例演習です。事例の中には、これまで携わったことのある疾患もありま した。しかし、いざ取り組んでみると、いかに知識が浅いままで看護をしていたか、今まで自分が行ってきた看護について根拠の理解が 不十分であったかが、よくわかりました。解剖生理の復習にはじまり、疾患・病態生理・看護と部屋中に教科書を広げてひとつひとつ調べていきました。レポー ト作成は途中で投げ出したくなるくらい大変でしたが、今までの経験や知識を基により深く理解できたとき、学ぶことの楽しさも知ることができました。

最後に、入学したら仲間を作ってください。あっという間の2年間ですが、多くの課題を乗り越えていかなければなりません。私は、仲間と一緒に勉強した り、電話やメールで互いに励まし合いました。年齢や職場は違っても、同じ目標を持った仲間は一緒にがんばっていこうと勇気づけてくれる存在です。 その仲間とお互いの合格を祝福しあえたことは一生の思い出になると思います。