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看護学科 通信制Blog

卒業生からの話~未来があると感じられる大変さの中、働いています~

2015年06月17日看護学科 通信制Blog

6月11日(木)に実施した、第2回 学校説明会で今年の3月に卒業した2名の卒業生がお話ししました。
講演の一部をご紹介します。
 


浅倉 陽子 (8期生・2015年3月卒業)


――准看護師と看護師とでは、どのくらい異なるのだろう

求人探しをしていた時のこと。准看護師の求人は少なく、全体の1/3以下。「この求人良いなあ」と思うのは、大体看護師の求人でした。准看護師と看護師とでは何がどのくらい異なるのか、視野は変わるのだろうかと気になっていた反面、准看時代の勉強の大変さを思い出すと、「あれだけ辛かったのだから、看護師の勉強はもっと難しいのだろう」と想像し、時だけが過ぎてしまいました。
東京衛生学園に入学するきっかけになったのは、ナースプラザで進学をすすめられたこと。入学前に放送大学の単位を修得しておくと、かなり楽だと教わり、入学前に約半分の単位を修得。この方法はかなりおすすめです。いろいろな方からご指導いただき、受験。無事合格することができました。

――初めて授業を面白いと感じました
入学と同時に、「果たしてやり切れるのか、ついていけるのか、卒業できるのか」という不安がこみあげてきました。しかし、そんな思いはすぐに消えました。なぜなら、同じ思いを持った仲間と出会えたこと、そして何より授業が面白かったのです。授業が面白いと感じたのは初めてでした。授業で学んだ内容が、次の日の仕事に必ず活かせるということでした。今まで気付けなかったことが、気が付けるようになり、自らの目と耳と手で早期発見、早期治療に繋げられることもありました。

――この学校を選んで良かったかどうかは、国家試験勉強の時にわかります
この学校を選んで吉だったのか、凶だったのか、判るのはズバリ国家試験勉強を始めた時です。東京衛生学園の単位認定試験は、全てが国家試験に出る問題に繋がります。私は、バインダーにファイルして何度も見直しました。
もう一つ、国家試験に役立ったのは「紙上事例演習」です。各疾患の事例をもとに、アセスメントをします。私は業務上、看護計画を立てる経験がなかったので、なかなか理解できず、理解できるようになったのは、十数事例の中で最後から二番目位の事例でした。周囲は理解できているのに、私は理解できず、再提出になることに焦りを感じ、眠れないこともありました。しかし、単位認定試験と、この紙上事例がなければ、国家試験には合格していなかったと思います。そして、その解らない内容をわかるように導いてくれたのは、先生でした。授業のない日も根気よく学校で指導してくださいました。1人で解らないまま続けているとますますわからなくなり、不安が大きくなり、そのうちやりたくなくなるのです。その不安の中にいるときに、解き方を教えてくれる先生の存在は心強かったです。

――未来があると感じられる大変さの中、働いています
実習にあたっても、設備ある良い病院で見学実習をさせていただきました。この2年間で、学ぶ楽しさを得ることができました。先生方も、ただ隅から隅まで教科書を学べというのではなく現場でできる内容と国家試験に合格する様に考えてカリキュラムを作ってくれています。卒業後、総合病院で働き始ました。大変ですが、未来が確実にあると感じられる大変さです。そして、学校で習った事が今も活かされています。この学校で教わった学習の進め方、仕事に知識を活かし、新たな目標へとつなげて行きます。
 


土屋 七月 (8期生・2015年3月卒業)

――背中を押してくれたのは、主人の一言でした

衛生看護科を卒業し、地元の病院に就職しました。仕事をしていくうちに、正看護師と准看護師の資格の格差、知識の違いを感じていましたが、経済面や気持ちに余裕が持てず、進学できないでいました。結婚・出産・育児を経て、再就職をしようとしても、准看護師であることで求人が狭まり、希望する条件での就職が厳しかった現状でした。そんな時に、理学療法士である主人に「仕事に子育てに勉強にと何足ものわらじを履くのは大変だけど、2年間頑張って一生使える資格取ってみたら」と背中を押され、不安はありましたが進学を決意しました。

――放送大学の単位は早めの取得を
通信制は、自宅での学習ですが、私は放送大学の単位を全く修得していない状態での就学だったため、1年次では学校と放送大学の単位修得に必死でした。テストの時期も重なるので、仕事をされている方は特に、放送大学の単位を出来るだけ早く修得したほうがいいと思います。
「紙上事例演習」では、膨大な量に唖然としていましたが、一つ一つに根拠があり、根拠に基づいて看護実践があるということ。また、苦手な解剖生理・疾患・病態生理と沢山の事を学ぶことが出来ました。

――学校と仕事との両立で大切なこと
仕事、子育て、勉強とやらなくてはいけない事が盛り沢山で、何度逃げ出そうと思いましたが、周りの仲間にたくさん励まされて、一歩一歩進むことが出来ました。はじめは長く大変な道のりだと感じていましたが、軌道にのってしまえば、あっという間の2年間です。学校との両立で大切なのは、自分の中でのオン・オフを作り、勉強する時はやる、遊ぶ時は目一杯遊ぶということ。学習に対しての不安はたくさんあると思いますが、夢をあきらめずに、そして1日でも早く、自分自身の桜を咲かせられるよう、勇気を持って一歩を踏み出すことをお勧めします。
 

学校説明会では、卒業生の話を聞くコーナーを設けています。
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