トップページ 4つの学科 鍼灸あん摩マッサージ指圧 学校|東洋医療総合学科トップ 東洋医療総合学科Blog 【鍼灸マッサージ師】 基礎を徹底的に学ぶ―体験入学に参加した方へ

東洋医療総合学科Blog

【鍼灸マッサージ師】 基礎を徹底的に学ぶ―体験入学に参加した方へ

2014年09月08日受験生必読!

140824東洋体験-体験入学に参加した方へ8月24日の体験入学で「人体のしくみ(感覚)」というテーマで生理学の模擬授業を担当しました川井孝治です。
今回の模擬授業はいかがでしたか?20分程度の短いものでしたが、人の体はたくさんのしくみがあって、それぞれが互いに影響しあって成り立っているんだ、という一部分を体験してもらえたら幸いです。

東京衛生学園では、あはき師(あん摩マッサージ指圧師・はりきゅう師の略)になるための基礎科目として「人体の構造と機能」という科目を1年生の時にすべて終わらせてしまいます。「人体の構造と機能」という科目はいわゆる解剖学と生理学になります。この「人体の構造と機能」の?容は3年間で習うすべての科目の基礎になります。
3年間の勉強で臨床現場に立てるように、東洋医学だけでなく西洋医学の知識も身につけてもらいます。これらの知識はボリュームがかなりあるために、学んでいくには時間がかかります。
140824東洋体験-体験入学に参加した方へ2 

2年生の時には「臨床医学総論」、「病態生理学」といった科目で、患者の訴えの原因としてどのような病気や怪我が考えられるのかを理解できるようにしていきます。

3年生の時には「臨床医学各論」という科目で、原因となった病気や怪我が体の中のどのような機能がおかしくなっているのか、その発生機序と対処法などを学んでいきます。

東洋医学では経穴(ツボ)を使って治療をしていきますが、その経穴の場所は決まっていて、体表から触れる骨や筋肉を探りながら位置を決めます。どの学生がツボを取ってもみんな同じ場所を指せるように指導していきます(これって結構重要なんです)。また、経穴に鍼を刺したり指圧で押さえたりするわけですが、鍼を刺した時の皮下にはどのような筋肉や臓器があるのか知っておく必要があります。

140824東洋体験-体験入学に参加した方へ3これらの科目を学んでいく時に基礎ができていないと、意味のないものを覚えていくだけで臨床には全く役に立たなくなってしまいます。私たちの学校では知識・ 技術ともに基礎を重んじています。それは卒業後に臨床に立つ時に、目の前にある病気や怪我の原因を理解し真剣に向き合えるようにするためです。そのために も1年生の時に基礎をしっかりやっておくのです。

でも1年生で基礎が終わるというわけではないです。2年生の時には「人体の構造と機能」の中で重要な項目を総復習する授業がありますし、3年生の時には放 課後に基礎科目ならびに国家試験で重要な科目のフォローアップ講義を開催しています。1年生の時に習って時間が経ったから覚えていないよ、では困るわけで す。

3年間ずっと基礎力を養っていくことで、学生にとって良い形で応用力が積み重なっていくと考えています。3年間で基礎をしっかり習得できるように、基礎科目を専任教員が担当しています。基礎を専任教員が担当することで、学生が質問したい時にいつでも対応できるのも東京衛生学園の特徴です。もちろん基礎の実技も専任教員が担当していますので、放課後の実技室開放の時にチェックをしてほしい学生には個別指導も行っています。このように3年間の学生生活で 基礎を最も重視することで、卒業後にどのような場所で働いたとしても対応できるように授業内容が構成されています。

専任教員だけでなく、授業を依頼している講師の先生方とも連絡を密にとって、学生にとってプラスになるように毎年授業内容も変化しています。授業終了後の 学生からのフィードバック、講師の先生方からのフィードバックを受けて、日々充実した授業を提供できるように進化しています。


――まだ体験入学に参加されていない方へ
私たちの授業がどのように構成されているか、見てみたいという方は是非第4回体験入学に参加してみてください。教員一同お待ちしております。