東洋医療総合学科Blog

鍼灸について

2015年02月07日大希のつぶやき

鍼灸治療にはいろいろな方法があります。流派と言ってもよい。
 
私も自分の軸となる鍼灸治療法があります。
 
写真:板書。
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鍼灸には人の体を変える力があります。
 
しかし、人の体はとても複雑な構造をしています。
 
宇宙関係のある本には、人の見えるものは(知っているもの)たった4%しかなく、残りの96%については全く理解されていないそうです。
写真:ナベちゃん
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日々進歩している医学(西洋医学)において、新しい発見があるというのは、上記の見方からすれば、4%が5%になったような程度で、まだまだわからないことがいっぱいあります。
写真:イワシ。
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体に細い針金を刺すという行為が鍼治療で、枯草を体の上の燃やすのがお灸だとすると、こんなことで体に変化が生じるということが、不思議とも言えるし、そんなことが起こる人体っていうのは、やっぱりまだまだわからないことだらけだなーとも言え、だから、目に見えない(知られていない)ものを現象から理解しようとする鍼灸治療が、中国で生まれて文献的にも2000年以上の歴史があり、今だに新たな発見があり、治療方法(流は)が多くあるというも納得できるのではないだろうか。
写真:ホソヌマさん
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だから、鍼灸の治療法というの全てをまとめて説明するには人の体は複雑すぎて、今はそれぞれにいろんな見方がしているというようなものだと思ってます。
『群盲評象』って知ってますか。話を聞けば、あーっとなると思いますが、数人の目の見えない人が象の一部だけを触って感想を言い合うのだけど、触った部位が違うのでそれそれの象の感想が異なり、それぞれが自分が正しいと主張して対立しちゃうというやつです。あのお話しは、その後同じ物の別の部分であると気づき、対立が解消するらしいですけど。
写真:へんた…ユウです。
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人の体のについて臨床を通して見ていくと、西洋医学でも東洋医学でも同じところを見ていることがあります。まー、これを一言で説明するのも難しいのですが。で、これが、鍼灸の治療法(流派)間でもあるのですが、今まではなんとなくみんなが知っているような知らないような噂話レベルだったのですが、ここ何年か、鍼灸業界の名だたる諸先輩方の書かれた本からも、文字として共通な点を見出すことができます。これが、個人的に大変面白い。
写真:お気に入りのNARUTO -ナルト-の複製画。
昔の業界誌や学会誌を読んでみると、喧嘩?(笑)とも思えるくらいに意見交換をしている諸先輩方の様子が文字にて残っています。鍼灸関係者にわかりやすくいうと、私らの師匠の師匠の代ですね。『NARUTO -ナルト-』的にいうと、私がナルト世代なら、初代火影・千手柱間の代って感じです。しかし、今ではみんな仲良く意見交換ができるようになってます。ナルトとサスケのように。
 
あっ、ナルトの最終巻が発売されましたね。岸本先生ありがとうございました。
帰省中に映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』見ました 
忍者になりたい鍼灸師 高橋大希