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【鍼灸マッサージ師】 第3回体験入学レポート~あん摩マッサージ指圧スペシャル~

2016年07月07日広報室より

あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師、3つの国家資格をめざす東洋医療総合学科 第3回体験入学が6/26(日)に開催されました。
第2回の「鍼灸スペシャル」に続いて、今回は「あん摩マッサージ指圧スペシャル」。当日の様子をご紹介します。

【模擬授業】
体験入学の模擬授業は通常1コマ40分ですが、この日は「あん摩マッサージ指圧実技」をたっぷり80分。
講師は学科長補佐の川井孝治先生です。

体験入学-あん摩マッサージ指圧スペシャル

まず本校が特に力を入れている、実技の「基礎」について。手技をおこなう際の手や指の形、姿勢の大切さについて、事例をまじえて紹介しました。

体験入学-手技の姿勢

つづいて、あん摩マッサージ指圧師に欠かせない「手の感覚」を試すゲームにチャレンジ。タオルの下に隠したヒモを手で探り当てます。

体験入学-手の感覚

次は実際にツボを押してみましょう。肩こりに効くツボ、肩井(けんせい)、天宗(てんそう)。参加者同士ペアになって、ツボを押しあいます。ここでフォローするのは学生スタッフの皆さん。授業で学んだ成果をしっかり伝えます。

体験入学-ツボ押し体験

「マッサージ基礎実技」の授業で学ぶ「クラシックマッサージ」。滑剤(オイル、パウダー等)を用いたマッサージで、血液やリンパ液の循環を良くし、新陳代謝を活発にします。
専任教員・渡邉 美恵子先生が、「さする」「もむ」「こする」「たたく」「ゆする」、クラシックマッサージの5つの基本手技をデモンストレーションでお見せしました。

体験入学-クラシックマッサージ デモ

本校のあん摩マッサージ指圧実技教育の内容、特徴について、体験をまじえてお伝えしました。続きはぜひ入学後に、しっかり学んでいただきたいと思います。

【卒業生の話】

今回お話しいただいたのは、2003年に東洋医療総合学科を卒業された橋本秀樹先生。
大学在学中に東洋医学に出会い、卒業後4年間働いて学費をためて、本校に入学。今は東京都渋谷区にある李東洋治療院の副院長をつとめています。

体験入学 推拿治療院のお話-1

李東洋治療院では、中国に古来から伝わる手技「推拿」を用いた治療を提供しています。推拿(すいな)、日本では馴染みがないかもしれませんが、中国では「推拿科」を設置している病院も多く、広く一般に知られる治療法です。
さまざまな症状の患者さんが訪れる日本の治療院でも、東洋医学の理論にもとづいた診断、その診断にもとづいた推拿の施術が有効であることを、具体的な事例をあげながら紹介していただきました。

例えば、病院で「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され、痛みが続いているという患者さん。MRIの画像でもヘルニアの症状が確認されました。ではヘルニアを治せば痛みが消えるのか?治療院では「ヘルニアが痛みの原因」と決める前に、徒手検査を行い、もう一つの疾患「梨状筋症候群」を探り当てました。痛みの原因はヘルニアではなく、梨状筋症候群だったのです。その患者さんには推拿による施術を行いました。

推拿は、東洋医学のしっかりとした理論・裏付け・技術によって患者さんを「治す」力がある、優れた治療法であることが伝わってくるお話でした。

体験入学 推拿治療院のお話-2

ちなみに李東洋治療院は口コミによる患者さんで常に予約が埋まっており、雑誌などでも紹介される人気の治療院です。院長の李向東先生は北京中医薬大学推拿科の一期生。中医師の免許を持ちながら来日し、本校東洋医療総合学科で学んで日本の国家資格を取得された卒業生でもあります。
 

次回の体験入学は7月17日(日)13時~。
「スペシャル」ではありませんが、鍼灸とあん摩マッサージ指圧、両方の実技授業を体験できます。
また、夜間部を2015年に卒業し、スポーツ選手のケアにも携わる卒業生がお話します。
詳しいプログラム、お申込については下記をご覧ください。

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