東洋医療総合学科Blog

【バークレー留学通信5】インターンシップが始まりました。

2017年11月20日アメリカ バークレー留学通信

こんにちは。前回の投稿から大分時間が空いてしまったので、改めて自己紹介します。
現在、アメリカのカリフォルニア州バークレーにある姉妹校、バークレー鍼・統合医療専門職大学院 : Acupuncture and Integrative Medicine College Berkeley(AIMC)に留学中の石幡です。
東京衛生学園は2015年3月に卒業しました。
私が渡米した経緯は1回目の投稿をご覧下さい。
>>>【バークレー留学通信】アメリカに来て、1年がたちました

今年の4月から、学校のクリニックでインターンシップをしています。インターンシップとは、日本でいうところの臨床実習です。
こちらのインターン制度について簡単に説明すると、入学して約1年半は先生の治療を教室で見学するオブザベーションというクラスを受けます。それが終わると、クリニックで実際に治療をすることになります。インターンシップはレベル1から3まで分かれていて、レベル1では学生4人1組で治療にあたり、レベル2,3と上がるにつれて、1人で治療したり、1シフトで診る患者数が増えたりと、レベルアップして行きます。卒業までに350人以上の治療をする事になり、卒業する頃には1人で治療できるレベルになります。アメリカは鍼灸免許取得後、すぐに開業する人が大多数なので、このインターン制度はとても役立っています。


私は現在レベル1で、他3人のインターンとスーパーバイザーと呼ばれる指導教員と5人で治療にあたっています。来院する患者さんは、人種、年齢、性別様々で、訴える症状も様々です。健康維持のためという人から、不眠、PTSD、皮膚疾患、下肢麻痺、消化器系の不調など、主訴は本当に色々です。一連の治療の流れは、診察をして、それに基づいて中医学の証を決め、選穴をし、刺鍼、必要に応じて漢方薬の処方をします。鍼だけでなく、お灸、吸角、かっさなどもよく使います。

特別に患者さんから許可を頂き、治療中の写真を撮らせてもらいました。

診察は問診、脈診、舌診とともに、血圧、脈拍、身長、体重の測定も行います。
診察の様子


日本人のスーパーバイザー、Hideko先生が腹診をしています。腹診は日本鍼灸の特徴として知られていて、英語ではHara diagnosis で通じます。 
腹診の様子

こちらの患者さんは、慢性の目の痙攣で継続して治療していました。顔に刺鍼中。緊張が伝わります。
顔に刺鍼中

置鍼中は、治療のフォローアップ計画や、食事、生活指導、漢方薬のことなどを話し合っています。
 置鍼中は話し合い


私は来学期よりレベル2に上がり、1人で治療することになります。東京衛生での厳しい修行のおかげで、技術面は自信を持って治療出来ています。ちなみにアメリカでは片手挿管を練習しないので、これができるだけで一目置かれます。学生の皆さんは、日々のお灸の宿題や銀鍼、指圧あん摩マッサージの練習を続けて下さい。基本は大事です! 

アメリカは11月23日に一大イベントであるサンクスギビングデーがあり、ホリデーシーズンになります。この日は家族が集まり、七面鳥などのごちそうを食べて久しぶりの再会を楽しみます。つまり食滞(food stagnation)の人が急増する季節ですね。日本もこれから忘年会シーズンに入りますが、皆さんも暴飲暴食にはお気をつけ下さい。

次回の投稿では、漢方薬の処方について書いていきたいと思います。

クリニックの前で集合写真
 
石幡絵美子
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