東洋医療総合学科Blog

Hawaiその1

2014年09月26日大希のつぶやき

ハワイに来ています!学校を休んで…。
と、言うと、何やっているんだという感じですが…。
写真:ヤシの木高いなー。ハワイだなー。ホテルの正面。
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鍼灸は中国で生まれた治療法ですが、日本では独自の発展を遂げており、今では世界中で行われています。例えば、文化的な背景も手伝って、『鍼が痛い』という患者さん気持ちをのこと第一に考えていろいろな工夫がされてきました。
写真:ホテル。夕方。
一つは、道具の工夫。細くて柔らかい素材で作ることで、少しでも痛みを与えないように。でも、これはどこの国でも出来たかというと、そうでもないです。手先が器用とされる日本人だからでしょう。職人と言われる人達の仕事です。今ではそれが機械で出来るようにまでなっています。当然日本の技術です。
写真:ホテルの中から。ハワイでしょー(笑)
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そして、もう一つは、治療技術です。所謂鍼の刺し方です。鍼管という道具の説明が有名ですが、細くて柔らかい痛くない鍼を作れても、それを刺すことのできる技術がないと意味がないです。鍼を作る職人と、鍼で治療する職人。そんな職人達によって伝えれれてきた日本の鍼灸
治療が世界で注目されております。
写真:あっ、会場はこちらから。
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ってことで、ハワイで日本の鍼灸治療を紹介するセミナーに講師として参加しています。
写真:会場となる部屋の前。中庭。
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私、鍼灸師高橋大希は、東京衛生学園専門学校の専任教員、つまり学校の先生ですが、普段患者さんの治療も行っています。で、それ以外に学会の仕事をしたり、学校以外の鍼灸の勉強会で講師もしています。まー、そんだけ鍼灸大好きってことでしょうか(笑)。
写真:奥の机で講義、手前のベッドで実技の練習。
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で、学校以外で講師をしている勉強会は、私に鍼灸の手ほどきをして下さった師匠原オサム先生(本校の講師です)の師匠である、小林詔司先生が考えた鍼灸治療法です。ちなみに小林先生は本校の臨床教育専攻科の講師でもあります。東洋的な考えに基づいて、人の身体を(見)ていき、日本の技術で体系化した鍼灸治療法です。かれこれ10年になるでしょうか。実は毎年アメリカの東か西に行ってセミナーを開催しています。それが、たまたま今回の会場がハワイだったというわけです。
写真:う、うかれてないぞ!(笑)
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温暖な気候と、見渡す限りの青い海が会場のホテルから一望できます。そんな素敵なところで、朝9時から、夕方5時までセミナー…。一番暑い時間帯に海にもプールにも入ることもできません(笑)。クーラーの効いた部屋で実技を教えています。ここは学校か?と思ってしまいます(笑)
つづく