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治療院訪問記

【鍼灸マッサージ師】卒業生の治療院訪問記 その26 ~監督編~

2013年03月05日治療院訪問記

東京衛生学園には唯一学校に認められているクラブ活動として野球部があります。学校での勉強が忙しいため“みっちり活動”することは中々難しいのですが、年に一回、夏の専門学校野球大会には参加しております。

野末先生野末敏弘先生は2003年に東洋医療はりきゅう学科を卒業し、その後柔道整復師の資格も取得した後、墨田区京島に「エース鍼灸整骨院」を開業されました。野末先生は治療院で患者さんの治療をする傍ら、都立日本橋高等学校硬式野球部の監督を勤めております。高校生のスポーツ選手を治療されている先生は沢山いると思いますが、野末先生のように高校野球の監督をしながら治療もされている先生はめったにいないと思います。また、この曳舟駅の近くに開業された理由も高校野球の指導をすること念頭に入れての事でした。午前中には治療院で患者さんを治療し、午後には高校のグラウンドで野球の指導、そして夕方また患者さんの治療を行うという大変ハードな毎日を過ごしています。

治療ブース野球部の選手もきっと足しげく治療院に治療を受けに来ていると思っていましたが、「コーチをしている時にはよく来てくれていましたが、監督になったとたんに来なくなりました」と野末先生。コーチとトレーナーの兼務はできても、監督とトレーナーの兼務はやはり難しい所があるようです。身体の状態が監督に知られてしまうことで試合に出られなくなるかも知れませんからね・・・    コーチと選手の関係はそのまま教員と学生の関係に置き換えて考えることができます。「教員-学生」の関係は「教える人-教わる人」ではなく「(成長を)援助する人-学ぶ人」の方が理想的です。我々教員は「教える」ことよりも「援助する」ことに主眼をおいております。けど、学生さんに「学ぶ」という能動的な姿勢が無ければ理想的な「教員-学生」の関係を築くことはできません。「教わる」ことを期待している学生さんには「学ぶ」姿勢が持てるように「援助」していきたいと思っております。 待合風景 

学科長:光畑 昇

写真上:野末先生
写真中:治療ブース
写真下:待合所に飾られている高校野球関連の新聞記事