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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信19 ~中国結婚事情~

2013年05月21日

天津留学中、金崎さんからのメッセージです。


天津は最近毎日暑く、一日中半袖で過ごすことが多くなりました。
4月末から5月の初めまでの数日間春を感じた後、急に夏になった感じがします。部 屋の冷房はまだつかない為、扇風機をまわして過ごしております。大気汚染の方は、冬の期間と比較すると汚染度が少なくなっているようです。後期も残すとこ ろあと2カ月をきりました。一日を大事に過ごします。

一番目の写真は、4月9日に行われた中国人学生との交流会(交流授業)の様子です。 毎年一回、天津中医薬大学の日本語専攻の針灸科学生の授業内で、日本人留学生との日本語での交流会が行われています。今年は15名の男女中国人学生と5名 の日本人留学生が参加しました。1グループ2,3人で構成された中国人学生らと1名の日本人が約20分間自由に話をするという内容で、20分経過後別のグ ループへ日本人が移動するという形式でした。
話始めはお互い少し緊張しながらも、徐々に色んな話で盛り上がり充実した時間となりました。中国人学生と話をして最も印象に残っているのは、将来(結婚)について真剣に考え、そして悩んでいるのだなということでした。

ある女子学生は「大学を卒業する頃私は24歳になっているので(7年制のクラスの為)、卒業後できるだけ早く結婚したい。」とのことでした。
彼女にとって24歳というのは、決して若い年齢ではく、早く結婚しないと取り残されるという感じでした。
別 の女子学生は、結婚相手の条件として「夫となる男性と自分の両親が仲良く、良い関係であることが重要です。」と言っていました。僕がなぜ重要なのかを問う と、「結婚した場合、旦那さんとなる男性と一緒に住む場所へ(その場所の近くへ)、自分の両親が引っ越すことになる。だから結婚後も夫と自分の両親が度々 顔を合わすことになるので、関係が良くないといけない。」とのことでした。
しっかりした考えを持っている学生だなと感心したのですが、一方でまだ若いので少し余裕を持って、色々恋愛を経験した方がいいのでは・・・・?と感じました。

一人の男子学生は、ある悩みを抱えていました。それは「中国では、結婚する際男性側が家を用意しなくてはなりません。
しかし今の 天津、北京等の都市では家の値段が高くて、普通の給料ではとても家を買えません。」というものでした。郊外の方では安く購入できるようですが、仕事との関 係等を考えるとそれも難しいような感じでした。家を用意できない(買えない)ということは、双方の両親の同意が得られない為、結婚することができないそう です。現代の中国人学生は、家を購入そして結婚という昔からある考え方に否定的でした。 20130521金崎1 20130521金崎2 20130521金崎3

二番目の写真は、4月21日に開幕した天津市内の大学生野球大会開会式での一枚です。ここの野球場は天津市内にある二つの球場のうちの一つで、近いうちに 解体されます。その為、解体される前に試合が開催されました。6チームの大学でリーグ戦形式の試合を行います。中国での各種開会式に整列していて思うの は、時間が少し長いなということです。中国では式中司会者が、来賓の先生方(役員)の名前を一名一名読み上げます。この点は日本で行われる各開会式と違う 点だと思います。

三番目の写真は、平日の午後5時半前後の中学校門前で、父兄が子供の下校を待っている様子です。天津中医薬大学一附病院 向かいの道路は、平日のこの時間帯になると沢山の車や自転車が停車し、ちょっとした交通渋滞が生じます。最初に通った時は何が起こっているのかわからず、 中国語の先生に聞くと「学生の下校時に親が迎えにきているのです。」「現在中国では、子供の送迎をする為に車を購入する家庭が多いです。このような送迎は 問題になっています。」とのことでした。何人かの学生は自分で自転車に乗り、又は徒歩及びバスで通学しています。こちらの方が学生らしくて健全だと思います。



勉強も結婚、どちらも真剣ですね!