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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信24 ~春節(旧正月)~

2014年02月03日

天津留学中、金崎さんからのメッセージです。



中国は1月31日が春節(旧正月)となります。今日30日が除夕(日本でいう大晦日)で今年の春節の休み期間は、1月31日から2月6日の7日間となります。

天津中医薬大学附属第一病院の針灸科診療も今日の午前中が最終日となり、2月6日まで休みとなります。
今日の研修後、先生からリンゴを6ついただきました。中国では数字に対して、縁起を担ぐことにこだわります。数字の6は「六六大順(iiu liu da shun) 」と言って 、全てが順調にいくように!という意味が込められています。中国では6、7、8、9の数字が縁起の良い数字とされています。

学校は18日に終了し、その後殆どの中国人学生及び留学生が帰省しました。
そして学校周辺の飲食店も徐々に旧正月休みに入り、現在開店しているお店はごくわずかとなりました。全国にあるマクドナルド等のチェーン店は開店していますが、個人経営の中華料理店は90%以上休みに入りました。外を歩いていても、街は殺風景で寂しい限りです。その反面賑わっている場所は、近所のスーパーです。寮から徒歩5分の場所にある大型スーパーは先週から急に客が多くなり、通常の3倍くらいの多さの中国人客が春節の準備の為来店し、閉店間際の夜10時まで賑わっています。

また外の露店では、旧正月に玄関ドアや部屋に飾る「福」と書かれた物や花火や爆竹類各種が売られています。これらの飾り物は日本のお正月飾り、門松・しめ縄・等に値する物です。病院の先生の話では、年々花火、爆竹類の販売が天津市の政府によって規制され、少なくなっているそうです。空気汚染を考えてのことだそうです。
今日は昼頃から花火や爆竹が頻繁に鳴らされています。外では何の前触れも無く、いきなり鳴らされるので、歩く際は注意が必要です。現在午後11時を過ぎた今、爆音が止みません。部屋に花火が飛んできそうな勢いです。少し恐怖をも感じる大きな音です。

140204金崎3一番目の写真は昨年12月15日、日本語を専攻している中国人学生約20名と一緒に柴山周乃先生のお宅におじゃまして、クリスマス会に参加させてもらった時のものです。
柴山先生は現在、天津中医薬大学の教師として中国人学生に日本語及び中医基礎理論を教えられています。先生は毎年クリスマスシーズンに中国人学生を招待して、手料理を振舞っているそうです。この日は手巻き寿司及びケーキ各種、ゼリー等沢山の美味しい料理やお菓子類を作っていただきました。
 

中国人学生と私は大喜びで食べ、ゲームをして楽しんでいました。日本語を勉強している学生らは、純粋な人が多く日本の文化や礼儀等を学んでいるせいか、接していて日本人的だなと感じる時があります。こういう一面をみると嬉しく感じます。

24日クリスマスイヴのお昼は、治療室での火鍋パーティーに参加させてもらいました。午前の診療が終わりに近づいた頃、急に先生から「お昼時間あります か?一緒にごはんを食べましょう!」と言われました。みんなで弁当でも食べるのかなと思いきや、急に肉、野菜類の食材が沢山持ちこまれ、テーブルや椅子を 移動し治療室内で火鍋をすることとなりました。ちょっとあっけにとられながらも、学生達と準備を行いいました。そして約10名の学生や研修医らと共に楽し く美味しく、沢山の肉や野菜をいただきました。天津での生活の中で、‘急に‘とか ‘いきなり‘という場面に何回か遭遇したことがあります。いまだに驚くことが多いのですが、この日は楽しいサプライズとなりました。


140204金崎1二番目の写真は、天津市内中心部の「滨江道」という繁華街のビルの前です。数週間前から太鼓が2台置かれ、家族づれで、カップルでみんな自由に叩いて楽しんでいます。

三番目の写真は、天津で購入した医学用語辞典です。左側の辞典は西洋医学用語が中心となっており、右側の辞典は中医専門用語が載っています。辞典といってもその用語の言葉の意味は記載されておらず、日本語の医学用語と同じ中国語での用語表記がされています。学校図書館及び書店で調べた結果、この2冊は必要かなと思い以前購入しました。
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今年は昨年と比べ暖かい冬となりました。しかしすでに今シーズンは2回風邪をひいてしまいました。今後は気を抜かず注意して過ごしていきます。  


旧正月のお休みで、ひと休みできますね!体調を崩さないようファイトです!