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天津留学通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信63 ~四川省の激辛料理と衛生学園の方たちとの再会~

2017年09月05日

 ほぼ2ヶ月ぶりに天津に戻ってきました田中悠理です。この休み期間中はベトナム人の友人に誘われベトナムに行き、中国と関係の深い国の医療がどうであるかを見学したり、土地土地の料理を制覇したりなど、留学したからこそ出来たこと、また新たな経験値を積ませて頂きました。

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 天津に着くやいなやこちらの涼しさに驚きを隠せません。(大げさですが)東京の茹だるような蒸し暑さから開放され、気温は30度を少し超えるくらいですが快適に過ごしております。戻ってきてからの数日は天気がとても良く、夜は10度台に下がる事もあるので、少しづつではありますが季節が変わり始めているのかな、とも感じさせられます。

【四川省の激辛料理】
 さて、暑いといえば辛い物を食べたくなる人もいるのではないでしょうか。そして連想されるのがこちら中国かの有名な四川省の激辛料理のオンパレード。何故辛いものを食べるのだろうか?と思う人もいるかもしれません。四川省を簡単に紹介させて頂くと、有名な都市に成都があり、気候的に四川省は亜熱帯湿潤気候に属しているために一年を通して湿度が高く、冬はとても寒くなります。その為、中医学的理論において、湿った地域は辛い食べ物を食べて汗をかく、すなわち湿邪を体外に排出するという目的があります。この理論は中国人であれば誰でも知っている当たり前の中医学的な知識であり、この事からも中医学というものがどれだけ強く根付いているかも理解が出来るかと思います。もちろん中医学的理論から適さない人もいれば、食べ過ぎもよくないと文献には書いてあります。因みに辛い料理ですと、湖南省の料理もとても辛いです。四川は麻と辣、山椒が効いている辛さ。湖南は辣!唐辛子の辛さ、という感じでしょうか。とても辛いです。ぜひ辛いもの好きの方は中国にいらして経験されてみては如何でしょうか。

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【衛生学園の方たちと再会】
 天津に戻ってからすぐに、衛生学園からの研修団がこちら天津中医薬大学にいらっしゃったのでご挨拶をさせて頂きました。自身も三年前にはこの場にいたのだと思うと感慨深いです。というのもこの場から私自身の中医学に対する興味、関心、今に至るまでの全てのスタート地点がここ天津の研修で、3年前に来た時の第一印象は、圧倒的な患者さんの数と一人の病人に対する西洋医学的角度から導き出される診断、中医学的角度から導き出された論治と中西医結合医学的治療は日本の鍼灸現場とは異なっていて、かなりの衝撃を受け、その時点での自分の感想としては、中国では中国の鍼灸があり、日本では日本の鍼灸があるのだと、はっきり言って全く別物なのだと考えていました。いま絶対的に分かっている事は、こちら中国の技術・医術を言ってしまえば“盗んで”日本の鍼灸現場にも応用できる事が沢山あるのだと、この一年間天津中医薬大学に在学させて頂き、日本では絶対に分からなかった事が明確になりました。一度や二度の見学では分からないような事が経験として身にしみて理解出来ている、そのスタートが3年前の研修からスタートしていたのだと思うと考えさせられます。仮に研修に来られた方で中国の実際に衝撃を受けた方はぜひ留学を検討してみると良いかもしれません。「いやいや私は、僕は、現代鍼灸だから!」なんて事は絶対に関係ないと私は思っています。

全て私自身の勝手な意見になりますが、確かに現代医学的鍼灸治療や道具に関しては日本の方が優れていると感じる点もあります。だったら、日本の現代鍼灸の知識と中国における本場の中西医結合医学も学んだら。もうバンバン患者さん治療したくなるじゃん!という甘ちゃん治療家の甘ったれた考え方なのですが、如何でしょうか。どちらも学んでみたくなりませんか?もちろん中途半端に学んだら二兎追うものは一兎をも得ずですが、私達治療家は一生が勉強だと、学生時代に耳をふさぎたくなるほど言われた言葉が今になって理解できている気がします。そもそも出来の悪い学生でしたので当時はその言葉の意味は本当には理解出来ていなかったと思います。そしていざ学生という立場から現場に出て、そしてまた学生という立場で学びに入る。しかも中国で。学生なんて何でも聞けるし本当に最高です、刺激の多い毎日です。この世界って本当に辛くて楽しいモノなのだと、Mっ気はありませんが身をもって感じている次第です。

 話は長くなりましたが、この広大で奥深い中国に来て中国人との関わり方に始まり、病院で教授の一番近くで治療までできる。しかも奨学金の試験に受かれば全て費用は免除されるなど。どんな素晴らしい環境でしょうか!
 ぜひ来年度天津に留学に来たい、そう思えるような病院実習・中医学の情報、またそれだけでなく今後も継続して中国の実際や生活の事などもこちら留学通信に載せていければと考えております。
 そして、このような機会を与えて下さっている関係各位の方々、先輩に感謝しながら残す所あと一年、全て吸収する勢いで張り切っていきたいと思います。拙い文章ですが、今後もよろしくお願い致します。

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田中悠理
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