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天津留学通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信65 ~国慶節と10月の病院実習~

2017年11月08日

 また今年もこの厳しい季節がやって来ました。
気温が下がるにつれて、路上の串焼き屋台のお店がとても美味しそうに、いい感じの雰囲気を醸し出しています。


 <国慶節>
 さて、十月の一大イベントと言えばそう、国慶節です。
 去年のこの時期は私自身中国語もままならなかったですし、且つ人混みが苦手という事もあり天津で過ごしていた気がします。ですが今年は意を決して行って来ました!成都!この時期に成都に行くのは…という中国人の意見も聞かれましたが。どうせ中国にいるのだから行かなければ意味がない!今年は絶対に行ってやろうと覚悟を決めていましたので、人が多かろうが何があろうが行くつもりでした。


 さて、何故今回私が成都に行きたかったかと言いますと「峨眉山」があるからです。元々山登りが好きなので、今回峨眉山に行って中国の「人山人海」を見つつ中国の壮大な歴史を感じられる、そんな期待を寄せて今回の旅行を企画しました。峨眉山は標高3000メートル以上の中国有数の山になります。そして友人の友人が成都の出身だったので、何なら皆で行こう!という話になり、これも今しか出来ない経験だ。と思い行くに至りました。


 中国の国慶節は色々な意味で有名ですが、果たしてどれくらい多いのかと言いますと、一部新聞報道では7億人の中国人が旅行に出て、6000億元のお金が動いたとの事です。日本の人口よりもはるかに多いので全く想像がつかない状況ですが、これだけ多くの人が移動して多くのお金が動くとなると公共交通機関含め一体どうなることやら…。往復の移動手段は飛行機を使う事にしました。壮絶な新幹線での移動を考えると格段に飛行機の方が移動手段には適しています。今回友人の計らいでなんと一つ上の飛行機のクラスで成都まで空の旅をする事が出来ました。



 成都には峨眉山だけではなく三国志の「蜀」が四川省周辺一体を領土として治めていた事として有名です。成都のあらゆる所に歴史を感じさせられる建造物が存在していて、元々三国志には興味がありましたので、実際に博物館等で見てみると中国の歴史を体感することが出来ます。
 因みに今回の国慶節はなんと中秋節も合体してなんと一週間の大型連休!病院の外来も一週間休みになったので、成都に一週間滞在、民宿を予約し格安且つアクセスの良いポイントで成都観光することになりました。


 成都と言えば、これは外せません。「マーラーたん・串」「火鍋」何と言っても辛いものが大好きな私にとっては天国かと思うような場所です。山登りよりも正直食べ物に大きな期待をしていました。この四川の湿度が高く寒い気候だからこそ辛いものがとてもよく合うのです。初日から最終日まで全て辛いものしか食べませんでしたが、お腹を壊すことも一切なく存分に激辛天国を味わえました。


 当の峨眉山の登山ですが、初日は登りきれずに途中で断念、暗闇の中で出会った現地の人に宿を手配してもらい一泊し二日目に頂上を目指す事に。元々計画していた時間よりも友人がかなり遅れて来たために断念。成都の人はすごくのんびりしています(笑)二日目は早朝4時に出発してご来光を見る事に。しかし…頂上に着くや否や雨雨雨、ご来光どころか極寒のなか景色も見れず、頂上にあるお寺を見て帰るという何とも残念な登頂でした。



 峨眉山は中国三大霊山の一つでもあるため、頂上の寺院も壮大且つ歴史も深いためたくさんの方々が参拝しています。日本のお寺とはまた少し雰囲気が違い、山頂にどうしたらこんな建造物が建てられるのかなと思いながら、無宗教の私には馴染みのない光景がっていて、そんな事よりも早く下山して熱々の激辛火鍋を食べたいなと思いながらの峨眉山登頂でした。タイミングによっては雲海も見れるので、次回こそは、大仏だけではなく絶景も拝みたいと覆います。
 
 
 

 
 
 








 <病院実習>
 病院実習も十月も終わりに近づき2ヶ月が過ぎようとしています。付梅先生の外来にはたくさんの実習生がいて、とても賑やかに毎日実習をさせていただいています。主に付先生の外来にいらっしゃる患者さんは顔面神経麻痺と脳梗塞後遺症の患者さんばかりなので、ある意味では標準化された治療法に対しプラスアルファで配穴をし、且つ薬の処方をするような形をとっています。
仮に西洋医学的という言葉を使うのであれば、この症状に対してはこの治療法である。それが醒脳開竅法であったり三焦鍼法であったり、ある意味便利といえば便利なのですが、西洋医学なら西洋医学的に物事を論じるべきであり、そこで中医学という言葉を使ってしまうと意味不明になってしまうので、実習を感じて思うのは、無理やり中医学の理論を上乗せしてしまうのはどうなのかと、いつも疑問を持ちながら実習をさせて頂いています。ある意味では西洋医学に寄りすぎている部分があり、本来の中医学の良さが病院における治療で失われつつあるのではないかと私自身は感じています。

 もちろん前回の留学通信でも書かせていただきました通り、近代化・科学科していく中国において中医学離れが起こるのは当然ですが、付梅先生曰く中医学は科学ではないとの事ですし、西洋医学はここ何百年の歴史によって積み上げられたものであり、中医学は歴史も深くその歴史によって多くの経験により築き上げられてきたので、そういった部分は科学と異なっている。との事でした。色々と考えさせられますが、今後も引き続き医術を磨いていきたいと思います。

最後にこちら、中秋節なので月餅を作ってみました。我ながら美味しくできました。
 


田中悠理
 
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