リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】 2年生が上肢装具をつくりました!

2014年09月22日リハビリ

理学療法士をめざす、リハビリテーション学科の2年生が『装具学(上肢実習)』の授業に取り組みました。

この授業では、「上肢装具(コックアップ)」をつくります。
末梢神経障害などで手首が持ち上がらない方の手首を固定し、様々な操作をしやすくするため、また手首や指の硬縮予防にも役立ちます。

まず、紙と鉛筆で手の型をとります。その上から装具の形を書き足し、型紙を作成。
先生からアドバイスをもらったり、クラスメイトと協力しながら装具の型を描きます。
次に、装具の材料となる板を、型紙に合わせて切り取ります。板が固いので、切るのも一苦労!(写真1)

続いて、腕の丸みに合わせて板を変形させていきます。
コックアップの材料となる白い板は、お湯で温めると自由に形を変えられる材質です。(写真2)
2人1組になって、いざ実践!この時、難しいのが力加減。指に力を入れすぎると、へこみができてしまうので、優しく、そして素早く腕の丸みに合わせていきます。(写真3)
おおまかな形が決まったら、装具と腕の間に隙間出来ないように、また、装着した時に痛みを感じないよう微調整。冷えると元の固さに戻るので、冷風を当てて……ついに完成!!

「上肢装具」は理学療法士の国家試験にも出題される項目です。
机上の学びだけでなく、体験を通して知識を身に付けていくのが本校の学びの特長でもあります。

自分だけのオリジナル装具に学生さんもこの笑顔!!(写真4)

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