リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】 卒業生の話~お年寄りを支える理学療法士~

2015年02月04日リハビリ

1月10日(土)にリハビリテーション学科の体験入学が行われました。
体験入学では、学科紹介、模擬授業、卒業生の話などさまざまなコーナーを用意しています。
卒業生の話では、介護老人保健施設デンマークイン新宿に勤める小川真吾先生(2011年卒)にお話しいただきました。この職業をめざしたきっかけから現在の仕事内容、やりがいまで丁寧にお話しいただきましたので、一部ご紹介します。
 

学生時代編

●システムエンジニアから理学療法士へ
入学前は、システムエンジニアとして働いていました。
学校探しで重視したのは、「3年制」と「幅広い年齢層の学生が在籍してる」こと。理学療法士が毎年増えていく中で、1年でも早く社会に出たかったですし、理学療法士は経験年数で見られるため、3年制は大きなメリットでした。

●グループワークで身についた「ものを考える力」
業界的に「ものを考える力」「チームワーク」が必要とされます。学校では、皆で話し合い、力を合わせて答えを出すグループワークの授業が多かったので、この時の学びが今の仕事にも活かされていると思います。
また、10代から40代の方までの、色んな経歴を持っているクラスメイトとの交流も楽しかったですね。

●町一つがまるごと介護に適した場所に
学生時代の一番の思い出は、アメリカ研修旅行。カリフォルニアの医療施設を見学したのですが、1つの町がまるごと介護に適した町になっていたり、日本にはない施設・設備を見学したり、海外のリハビリの考え方を肌で感じることができました。



理学療法士編

●お年寄りを支える理学療法士
就職は、学校入学時から希望していた「介護老人保健施設」へ。利用者は主にお年寄りで、退院したばかりの方や寝たきり、認知症など疾患もさまざまです。
リハビリの成果が出て、今まで出来なかったことが出来るようになると、私自身も嬉しくなりますし、ご本人やご家族から嬉しそうな報告を受けるとやりがいを感じます。

●今後の人生をどう過ごすか、一緒に考える仕事
身体を良くするだけでなく、どう過ごせば残りの人生を幸せに過ごせるか?をご本人やご家族と話し合い、一緒に考えます。その方の運動機能を見て、在宅訪問 などの提案も行います。人の身体をさわり、運動機能訓練行う――とても責任のある仕事ですがその方の人生にまで深く携われるとても魅力的な仕事です。