リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】運動学実習~息があがります~

2016年02月08日リハビリ

3年間で理学療法士をめざす、東京衛生学園専門学校 リハビリテーション学科の授業をご紹介します!

4月に入学した1年生ですが、1年生の学びも残すところ約2か月。
1年生の学びの集大成といっても過言ではない(?)のが、この授業「運動学実習」です。

障がいをもった方の姿勢や動作を改善する理学療法士にとって「運動学」の学びは欠かせません。
運動学実習では、事前に学んだ「運動学Ⅰ・Ⅱ」の理論をもとに、実際に動作を把握・理解するため、観察、測定、整理、分析などのプロセスを通して、実験を行います。
また、自らが被験者になることで、客観的に姿勢・動作をとらえる方法を学び、より科学的に動作を考える力を身につけます。

約5週間の間、グループに分かれローテーションしながら、5つの課題(動作分析、歩行分析、呼吸代謝、筋電図、姿勢制御
)に関して実習を行います。


早速、3階の実習室を覗いてみると・・・動作分析のグループが実験中!
担当は野崎先生です。

運動学実習1-1

動作分析では、「立ち上がり動作の分析」です。
いくつかの条件に基づいた立ち上がり動作を行い、測定データ及び観察によって得られた情報について検討、考察をします。
立ち上がる人、測定する人、観察する人と役割を分担しながら実習です。

立ち上がり動作は、日常生活でも基本となる重要な動作ですよね。
ベットから起きる、座っている椅子から立つ、トイレや入浴・・・立ち上がりが無理なくできれば行動範囲も広くなって、活動的になります。

運動学実習1-2

野崎先生から学生さんへ、いくつもの質問が投げかけられます。
立ち上がりの動作を繰り返し観察しながら、学生さん同士で意見を出し合い、考える時間です。
本校の卒業生でもある野崎先生、時々笑顔も織り交ぜながらディスカッションが進んでいきます。


隣では、鈴木先生による呼吸代謝のグループが、休憩中でした!グループでオフショット!
グループのメンバーは、高校新卒から社会人まで年齢も経歴もさまざま。
あえてこうしたメンバー構成にしているのも、理学療法士に必要なコミュニケーション力を養ってもらうため。
歳の離れた学生同士で意見交換をしたり、考え方を共有したり、新たな発見もあるはずです。

運動学実習1-3

呼吸代謝では、立ち上がり動作における位置エネルギーの変化量を測定し、消費エネルギーとの関係をみていきます。
この消費エネルギーは、酸素摂取量から求めることが出来るため、総合呼気ガス分析器を用いて測定していきます。
実験は、グループ内の男女1名ずつ。マスクを装着し、3分間立ち上がりの動作を繰り返します。
他の学生さんは、分析ソフトの記録を取り、被験者の様子の変化を観察します。

運動学実習1-4

運動学実習1-5

イスの高さを変え、再度データを測定します。
測定し終わる頃には、被験者の学生さんの息もあがっています。
3分間一定のリズムで立ち座りするのは意外にもハード。被験者になることでの気づきも大きいですね。

実習後は、グループごとに実験方法の再確認、データの整理、考察、分析などを行います。
レポート提出に向けて、放課後まで残っている学生さん。理学療法士をめざして日々努力中です!
 

リハビリテーション学科で理学療法士を目指したい方、学校に興味のある方はぜひ一度ご来校ください。
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