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【理学療法士】オリエンテーションセミナー~理学療法士の役割を理解する2日間~

2016年06月16日リハビリ

6月10日(金)~6月11日(土)の2日間、理学療法士をめざすリハビリテーション学科の1年生がオリエンテーションセミナーに行ってきました。



●リハビリテーション学科のオリエンテーションセミナーとは?
1泊2日で行う授業で、リハビリテーション学科の特色がよく出ているカリキュラムの一つです。

障がいを持たれた方とその担当理学療法士をお招きし、座談会を通して、病気や障がいのこと、障がいを持たれた方の想い、そしてそれに対する理学療法士としての心構え必要な能力などについて、お話しを伺います。
その後、伺った話をもとに、グループディスカッションを通して、グループごとに感じたことを模造紙にまとめ、発表します。
また、これから3年間を共に過ごす仲間と親睦を深める機会でもあります!


1日目の午前中は、開会式にはじまり、教員による講話とアイスブレークを行いました。
まずは午後に行う意見交換会に向けての、ウォーミングアップです。
教員による講話では、専任教員の野崎先生と後藤先生が担当しました。

理学療法士の資格の他に、鍼灸師の資格をお持ちの野崎先生は「東洋医学」について。
野崎先生は、本校リハビリテーション学科、東洋医療鍼灸学科(現在は、東洋医療総合学科)の卒業生です!


東京衛生学園専門学校がある、東京都大田区大森で生まれ育った後藤先生からは「大田区のおすすめスポット」について。
長年、学校に勤める職員ですら知らない穴場スポットも・・・!大森ってとっても面白い街なんですよ。



アイスブレークでは、毎年恒例(?)の新聞紙を使ったゲーム。
ルールはとっても簡単。1枚の新聞紙をちぎって、時間内にどれだけ長くできるか、です。
でも道具を使ってはダメ。使っていいのは手だけです。
始める前に、グループごとに作戦会議。みんなで知恵を寄せ合って、効率の良いちぎり方を考えています。

リハビリテーション学科の特長として、「グループワーク」の多さが挙げられます。
在学中は、グループごとに意見を出し合い、発表を行う機会が何度もあります。
また、幅広い年代、経歴の学生さんが在学しているので、さまざまな意見を聞くことができます。
チームで動きながら、さまざまな患者さんと接する理学療法士になる上で、この経験は卒業後にも活きてくるはずです。
入学したばかりの1年生、これからたくさんのグループワークが待ってますよ!


いよいよゲームスタート!地味な作業ですが、割と盛り上がるのがこのゲームのすごいところ。
途中で切れてしまったら、はじめからやり直しなので、長くなればなるほどハラハラドキドキ・・・


タイムアップ!そして、結果発表!笑いの多いアイスブレークでした!午前の部が終了し、昼休憩です。




緊張もほぐれたところで、午後からはオリエンテーションセミナーのメーンである意見交換会です。
意見交換会の前に、机や椅子などをどんなレイアウトでお出迎えをするのかグループごとに考えました。

14時30分から、意見交換会が始まりました。各グループごとにお話しを伺います。




義足を使用している方には、脱着の様子を見せていただきました。
歩いたり、座ったり、日常動作の様子も見せていただく場面も。


障がいをお持ちの方から、ご自身の障がいについて話を伺う機会はなかなかありません。
理学療法士には、専門的な知識も必要ですが、障がいを持たれた方の気持ちを知り、理解することも非常に重要です。
また、就職してからでなく学生のうちの早い段階から現場の理学療法士の想いを知ることで、より良い理学療法士に近づけるはずです。



中には、装具をつけさせてもらう学生さんもいました。


約1時間半で意見交換会は終了しました。
実際に見て、聞いて、触れることで、リハビリ、そして障がいについての理解が深まったと思います。




夕食をはさんだあとは、翌日の発表で使う資料作りです。
伺った話をもとに、一人ひとり感想や意見を出し合います。
障がいをもった方の立場、またそのご家族の思い、そして理学療法士の視点…
受け止め方もメンバーによって異なり、なかなか話がまとまりません。でも根気よく意見をぶつけあう、そんな時間が続きます。


意見がまとまったら、今度は意見を資料に反映していきます。学生さんたち、とても熱心に取り組んでいました。


あれ?進んでる?(笑)

夜9時で作業終了です。明日の発表が楽しみです。


2日目。オリエンテーションセミナーの朝は早朝活動から始まります。
毎年、2日目は雨になることが多いのですが、今年は・・・晴れました!!!
なので、早朝活動はお散歩です。はじめは眠たそうだった学生さんも、散歩を終えるころにはすっかりエンジンがかかったようです。



朝8時30分。発表が始まりました。


発表時間は15分間。その後は、5分間の質疑応答です。
限られた時間の中で、グループとしての意見、それぞれのメンバーが感じたことを伝えます。


中には、寸劇で表現するユニークなグループも・・・!




最後は、学生が一人ずつ壇上に上って、オリエンテーションセミナーの感想を述べました。
意見交換会で得た学びのことだけでなく、クラスメイトと過ごした楽しい時間について話す学生さんも。
グループ、クラスメイトの結束もかなり深まったようです。


これにて一泊二日のオリエンテーションセミナーが終了しました!
患者さんの立場、理学療法士の立場、色々な視点から”リハビリテーション”について学んだ2日間でした。
3年後には理学療法士として患者さんをサポートする立場になっています。
このセミナーで感じたこと、学んだことを忘れずに、これから3年間がんばっていきましょう!