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【理学療法士】プロ野球チームのトレーナーとして活躍する卒業生が講演!(第9回体験入学レポート)

2017年02月13日リハビリ

「リハビリの技術で、スポーツ選手をサポートしたい」「トレーナーとして活躍したい」という志をもち、理学療法士をめざす人は少なくないと思います。
トレーナーの仕事に携わり継続していくことは、簡単ではありません。特にプロスポーツは、必要とされるトレーナーの数は限られており、その狭き門を突破してもシビアな評価を受けながら結果を求められる、厳しい世界です。

その厳しい世界、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのトレーナーとして活躍するリハビリテーション学科卒業生・高橋知幹さん(2011年卒業)が、1月21日の体験入学で講義を行いました。

理学療法士 プロ野球トレーナー-1

講義で主にテーマとなったのは、「理学療法士として、選手をどのようにチェック・サポートし、コンディション・パフォーマンスの改善につなげるか」というポイントです。
例えば、ヒジを故障した後なかなか調子が上がってこない投手がいれば、まずその原因を探っていきます。
そこで、患部(ヒジ)だけでなく、「身体の動き」「選手自身が感じる痛み」「選手の筋力・柔軟性」、この3つを関連させながら不調の原因について仮説を立てられるのが、理学療法士の強みです。

理学療法士 プロ野球トレーナー-2

特に「動き」については、投球時の「膝とつまさきの向き」「肩とヒジを結ぶライン」など、細かくチェックしていきます。
講義では、実際の投球フォーム動画(好調時と不調時)を比較して好調時と不調時で何が違うのか、参加者に問いかけながら、チェックポイントを見つけていきました。

理学療法士 プロ野球トレーナー-3

質疑応答では、「狭き門のプロスポーツ業界に入るために、どんなことをすればいいのか?」という質問もありました。
高橋さんの回答
「まず医療現場で、患者さんをみる経験を積むのが大事。その経験がアスリートをサポートするための基礎になります。そして、ボランティアでアマチュアや中高生のスポーツチームに関わる等、スポーツ関連のつながりを作りながら機会を待ちましょう」
高橋さん自身、理学療法士の資格取得後、整形外科に勤務し経験を積んだことがプロ野球チームへの就職につながったそうです。

「理学療法士の技術」と「スポーツトレーナー」という仕事の接点が具体的に伝わってくる講義だったと思います。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。


体験入学終了後、久々の再会ということで高橋さんと教員一同で記念写真を、ちょっと真面目にパチリ。

理学療法士 プロ野球トレーナー-4


次回の体験入学は、2月25日(土)13時~
高校新卒で本校に入学し、今は総合病院に勤務して3年目の卒業生(理学療法士・女性)がお話します。また、模擬授業では「装具」を体験します。
皆様のご参加をお待ちしています!

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