トップページ VOICE 卒業生インタビュー:理学療法士として活躍する東さん

VOICE

東さん

「HOPE/NEED」に併せた理学療法を提供したい!
最先端の医療現場で貴重な経験を積んでいます

理学療法士

東 衿凪 さん

リハビリテーション学科 2023年卒業
東京女子医科大学病院・リハビリテーション部 勤務

  • 卒業生

入学前は高校生

理学療法士をめざしたきっかけは?

元々運動に興味があり、バドミントン部に所属していました。
高校3年で進路を決める際、自然と”身体を動かす仕事”は何かを考え、
体育教員やスポーツトレーナーなどを目指そうと考えていましたが、
進路説明会で理学療法士という職業を知り、魅力的な仕事だと思い、めざすことにしました。

東京衛生学園で印象に残っている授業は?

姿勢・動作解析学です。
実際に身体を動かして、機器によって測定された結果を、
グループで考察する作業はとても大変でしたが一番印象に残っています。

その他の授業でも、臨床現場において実際に働いている非常勤講師の先生が多かったので、
教科書からは学べない『医療現場』のお話も聴けました。
これは東京衛生学園の特徴だと思います。

就職活動について教えてください。

求人募集の資料の中から選択することもできますが、
先生方に気軽に質問できる環境なのでスムーズに就職活動ができました。

実は10月頃に、希望していた施設の採用試験に落ちてしまい、その後就職活動を行っていなかったんです。
国家試験後の2月下旬から就活を再開しましたが、募集している病院や施設は数少なくなっていました。

そこで先生方に相談したところ、興味のある分野や施設の種類(急性期、回復期、施設)など、
私の希望に沿った病院や施設を一緒に探してくださいました。

いまの勤務先を選んだ理由は?

最先端の医療を提供する場で学び、臨床経験を積んでいきたいという希望がありました。
神経系、心臓・循環器系、消化器系、がんの4分野について、
1年ずつローテーションで携わることができる東京女子医科大学病院は私の希望に合っていると思いました。
急性期のリスク管理から転院調整、また退院後の外来フォローなど、1年を通して深く学べる環境も魅力でした。

また、神経系の小児に対する領域では、NICUにおける新生児に対するリハビリテーション、
発達外来、筋ジストロフィーなどの理学療法を経験することができます。
もともと小児領域に興味があったので、決め手の一つになったと思います。

現在の仕事内容について教えてください

入職して間もなく1年が経ちます。今は主に脳神経外科、脳神経内科、小児科において従事しており、
主に脳梗塞、脳出血などの脳卒中や脳腫瘍の患者様への理学療法を行っています。

病名は同じでも、病巣や症状、予後は人それぞれです。
約10人程度の担当患者様の1人ひとりの身体機能や社会的背景を考えることは正直とても大変です。
それでもリハビリ中の会話によって信頼関係が築けたり、
患者様の『できる動作』が増える様子を見守ったりと、貴重な経験、瞬間が少なくありません。
とてもやりがいのある素敵な職業だと感じています。

入職当初、担当した患者様から
「リハビリ病院に転院しても頑張ります。歩いて会いにきます」
と言われたことがとても嬉しく、今の私の活力になっています。

今後の目標は?

1人ひとりの「HOPE/NEED」に併せた理学療法を考え、提供できる理学療法士をめざしています。
まずはどんな疾患にも対応できるジェネラリストをめざし、
その中で興味のある領域を見つけ、その分野のスペシャリストになることもめざしたい。
そして知識の習得だけでなく、東京衛生学園で志した「心ある、そして考える医療人」になるために、人とのコニュニケーションも大切にしています。

東京衛生学園への入学を検討している方へ

大学とは異なり3年制であるため、日々の授業や勉強量も多く、正直大変でした。
しかし今振り返ると仲間と日々努力する時間はとても良い思い出となっています。

また、学校で学ぶ基礎知識はとても大切ですが、臨床では患者様や他職種とのコニュニケーションから学ぶことや、
実際の症状を観察・評価・治療を通じて学ぶことが数多くあります。
1年でも早く臨床現場に立てるということは大きなメリットだと感じています。

衛生学園には日々勉強をともにする仲間や、いつでも相談に乗ってくださる先生方がいます。
私は衛生学園に入学して後悔はありません。
皆さんもぜひチャレンジしてみてください!