夜間部のクラスメートとの交流が、いい刺激になっています。
将来は高い技術を持った治療家になり、さまざまな人の身体をケアしたい。

東洋医療総合学科2部(夜間部)3年 市川 肇さん(27歳)

学生時代は野球部に所属。大学で教員資格を取得し、卒業後、医療・スポーツ系専門学校に保健体育教員として勤務。4年後退職し、2008年4月、本校東洋医療総合学科2部に入学しました。

私の1日

5:00 起床。朝食後すぐに自宅を出て、自転車で約50分かけて職場に到着。
6:00 仕事スタート(学校の近くにあるスポーツクラブでアルバイト)
11:00 昼食休憩を約1時間。
15:00 仕事終了。すぐ学校へ。
15:30 東洋実技室の開放時間を利用して鍼灸実技の練習。または自習室で授業の復習、予習。
17:30 軽食をとって、授業の準備。
17:50 授業スタート。90分×2コマ。
21:00 授業終了。自転車で自宅へ。
22:00 帰宅。軽食をとりながら、入浴・洗濯など。
23:00 就寝。朝が早いので、できるだけ早く寝ます!

市川 肇

Q.朝の5時から夜の11時まで、仕事と勉強で非常にハードなスケジュールですね。

─ようやく慣れてきました。働きながら学びたいので夜間部に入学したのですが、入学時の4月からゴールデンウィークまでは学校に慣れることを優先して、あえて仕事は入れなかったんです。その結果、「鍼灸の実技練習にかける時間をしっかりとる」と決めて、今の時間帯(6時~15時)で働ける仕事を選び、始業前に自主練習しています。今日は灸をひねる練習ですが、先生の指導を受けながら鍼灸の練習をする日もあります。

Q.スポーツクラブではどんな仕事を?

─入学前に4年間保健体育の教員をしていた経験も生かして、トレーニング指導やプール監視、またフロントの受付などをしています。早朝の利用が多い高齢者のお客様は、鍼灸マッサージの患者さんの年齢層と重なりますし、接客の経験を今後の学習、資格取得後の仕事にも応用していければ…なんて考えながら働いています。

Q.忙しい毎日ですが、クラスメイトとの交流はありますか?

─それぞれ昼間仕事をしている上に、さまざまな経歴の人がいるので、話題が豊富で楽しいですね。仕事や時間のやりくりについて情報交換したり、柔道整復師や理学療法士のクラスメイトから現場の話を聞いたり。貴重な休日に、誘い合わせてディズニーランドへも行きました。でも一番話が盛り上がるのは、やっぱり勉強のこと。みんな同じ目標があるので、常に通じ合うものがありますね。

Q.授業の雰囲気はどうですか?

─私のように15時で仕事を終えて自主練習しているのは少数派。17時終業で職場から駆けつける人もいますが、欠席・遅刻はほとんどありません。それだけ、みんなが学び、技術を高めることに貪欲なのだと思います。授業の時もみんな真剣。いい意味で「緊迫」しています。この雰囲気が、さらに勉強する意欲を高めてくれます。

Q.入学の動機、きっかけを教えてください。

─理学療法士やトレーナーを養成する専門学校で4年間、保健体育の教員をしていました。どちらかというと、学生たちの精神的なケアや指導にあたる場面が多かったのですが、さらに身体的なケアを自分の手で行うことで、より多くの人を健康にしたいという思いから、鍼灸マッサージの資格取得を思い立ちました。同僚である理学療法士の先生方の存在も刺激になったと思います。

Q.いま心がけていること、将来に向けた夢は?

─心がけているのは毎日、継続的に勉強、練習すること。将来は「人間国宝」と呼ばれるくらいの(笑)、高い技術を持った治療家になり、さまざまな人の身体をケアしたい。さらに、医師、理学療法士など、鍼灸マッサージ師以外の医療職の人と連携するような仕事に関わるのが夢です。

Q.これから夜間部での資格取得を考えている人にメッセージをお願いします。

─私の場合、鍼灸マッサージの実技や勉強が趣味のような存在になってきました。その結果、毎日楽しく学べています。5時起きは確かに辛いですが、厳しいスケジュールをこなすことが集中力のキープにつながっていますし、さまざまな年齢層・経歴のクラスメイトとの交流で視野も広がってきました。夜間部ならではの良い面もあると思いますよ。

★自主練習中の時間を割いて、すべての質問に、非常に前向きに答えてくれた市川さん。真面目な人柄も伝わってきて、気持ち良くお話を伺うことができました。取材にご協力いただきまして、どうもありがとうございました。(2008年10月15日取材)

市川 肇