東洋医療総合学科Blog

【鍼灸マッサージ師】 第28回 中国研修旅行~天津編~

2014年09月17日イベント

 8月19日~26日の7泊8日で中国研修旅行に行ってきました。
今年で28回目となる長い歴史を持つ後藤学園の研修旅行ですが、今回は東京校30名と神奈川校4名の計34名という大所帯。さながら修学旅行といった感じでした。

まずは天津中医薬大学第一付属医院での研修です。
鍼灸の外来患者数が1日2,000人以上で、入院患者数は約1,500人というスケールの大きさに圧倒されます。(写真1)
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早速、外来診療や入院病棟での研修です。6班に分かれて研修をしますが、廊下や診察室に患者さんが溢れかえっている様子は、行ってみないと分からない雰囲気ではないでしょうか。先生の手際の良い流れるような刺鍼に学生さんも目を輝かせていました。(写真2)
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班によっては学生さんが先生に脈を診てもらい、ズバリ体調を言い当てられてビックリということも。(写真3)
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天津中医薬大学での研修では、先生が3人の患者さんを連れてきてくださり、みんなでケースカンファレンス形式の講義を受けました。
医療面接で聞きたい項目を各自が質問し、患者さんの身体の状態を把握するため、全員で脈や舌を見させてもらいました。(写真4)
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患者さんは1人1人に対して34回も舌を出して、脈を見せて…と大変だったと思いますが、ニコニコしながら対応していただき、先生への絶大な信頼と、研修生に対する優しい気持ちを感じて、私は感動していました。(写真5)
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ちなみにこの時の通訳を務めてくれたのは、留学生の門井さん。
中国に来て5年目となる門井さんの中国語はとても流暢で、にこやかに患者さんと先生と会話を しているのを見ていると、留学前に学校で「イー、アル、サン…」から練習していた姿を思い出し、「彼女も異国の地で頑張ってきたんだなぁ…」と、これまた感動していました。(写真6)
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現在、天津中医薬大学は移転の準備が進められており、付属第一病院は現在の所も稼働させつつ、新たな病院をこの9月にオープンする予定です。引率教員の私 達は一足先に新しい病院を見学させていただきました。25階建ての高層ビルもさることながら、仰天の中身については、これからの研修で明らかになると思い ます。(写真7)
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天津での3日間の研修を終え、次は北京に向かいます。顔写真と通し番号の入った修了証をいただき、「これで皆さんのことを登録していますので、いつでも勉強しに来てください」というご挨拶を副所長からいただきました。(写真8)
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北京編に続く・・・ 学科長代行 波田 康