東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】2020国家試験合格!

2020年03月27日今日の東京衛生

昨日、今年の「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験の結果が発表された。
で、東京衛生学園専門学校はどうだったかというと、2017年に入学して3年生になって受験した全員が合格。


いやー、凄い。
奇跡だ(笑)。あっ、学校の先生が奇跡なって言ってはいけないね。
みんなが頑張ったからです。でも国家試験対策を担当した先生方には感謝でしょ。
川井先生は大変だったよね。お疲れ様です。

やはり全員合格は気持ち良い。


森島校長。ありがとうございます!


光畑先生、やりましたよ!


夜卒業のタクヤが学校に。早速国家試験合格の手続きに。おめでとうタクヤ。家が近いといいね。みんなコロナ騒ぎで学校来れないないし(来ないし)、職員もお休み取っている方が多いので、学校は静かです。


雷ちゃんこと大雷童(だいらいどう)関。いやー、プロの力士と学校の両立は大変だったと思います。大阪場所と試験が重なったりすると、新幹線でダッシュで帰って来てたもんね。はれて関取ではり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師になりました!おめでとうございます。私は雷ちゃんに会うたびに、肩にビンタをくらわしていたのですが、力士の体ってすげーなーって思って触っていました。ビンタ出来なくなるのは淋しいです。まっ、うちの親方の二の腕も負けてませんが(笑)


世間話をしてます。


東京は本日曇りの天気。桜はもう少しで満開なんだけど、明日は雪が降るっていってるからどうなることやら。


さて、国家試験の合格に浮かれていないで、前へ進み続けないとね。

卒業生のみんなは、自分がケガして治療してもらった経験や、東洋医学の凄さをどこかで知って、3年前に入学してきたと思います。決して、国家試験に合格したい!って思いでの入学ではなかったはず。困っている人を助けたい!という夢や希望を持って入学してきたはず。でも、3年間の勉強で、とくに3年生の1年間は「あはき師」の国家試験の合格が目標になっていなかっただろうか。

合格した今、改めて自分の夢や希望を振り返ってみよう。

国家試験の合格は「自動車運転免許」の取得といっしょです。車の免許が欲しい!って自動車学校に通ったのではなく、車を「運転」したくて免許を取ったんです。目的は車の「運転」。つまり、「困っている人を助けたい!」が目的だったはず。でも、免許取り立ての皆にそれができるだろうか。我々と同じように。

昨日まで「先生」って呼んでたみんなが、これからは「先生」って呼ばれるんですよ。プロの鍼灸師が仕事をしている現場は、車で言うならF1のレース会場です。今日免許をとったみんなが、F1レーサーの我々と同じことができるだろうか、いやその前にレースに出れるだろうか。


国家試験の合格は「医療人」としての最低限の知識であり、鍼灸師に十分な知識ではないです。あんだけ練習した技術も、あくまで基礎です。
合格したことに浮かれずに、治療家としての一歩を踏み出しなさい。空を見上げていないで足もとをしっかみなさいよ。みなが我々の学生でいれるのも、我々がみなの先生でいれるのも今月いっぱいだよーん(笑)

専任教員 高橋大希