天津通信詳細　東京衛生学園専門学校

天津に来て半年、無事に冬支度を整えまして最近甘栗で有名なお店のさつまいもチップスに嵌まっている中込です。
仕事編ということなので今回こそは仕事内容についてお話したいと思います。



前回お話した通り私は利順徳大飯店の中に有るサロンで働いています。主な施術内容はアロマオイルマッサージ、フェイシャルトリートメント、整体(指圧)で月に2～3回痩身の施術もしています。その他業務内容としては施術で使用したタオル類の洗濯や部屋の片付け掃除、備品発注、消耗品の買い出しをしています。これらは治療院でもやる業務ですね。
加えて私は日本人スタッフのリーダーを務めているのでシフトの作成や管理、業務報告、皆の意見をまとめ中国人オーナーに提案・交渉、連絡なども私の仕事です。初めはサロンのサの字も知らず、異国の地での仕事と、色々な事が初めて尽くしで戸惑う事も多かったですが半年が経ち、やっと落ち着いて来ました。



中国でマッサージと言えば娯楽の１つとして考えられ食事→お酒→マッサージの流れで接待としてサロンをご利用されるお客様も多くいらっしゃいます。その為ドライマッサージよりもオイルマッサージの方が需要が高く夜遅い時間の予約も屡々です。まさに裸の付き合いですね(笑)。来店されるのは中国人のお客様が殆どで、オイルマッサージしていると背中に抜罐痕の有るお客様がいらっしゃる事が多く、中医学が身近なんだなと感じ施術をする上での参考にもしています。
会話はと言うと中国語が全くと言って良い程出来ない私ですが、通訳の方が常駐しているので職場で語学力は殆ど必要有りません。しかし日常生活では必要なので絶賛勉強中です。

また当サロンにはフェイシャルメニューのオプションメニューとして美容鍼が有り、最近ではフェイシャルメニューにプラスして美容鍼を希望されるお客様も徐々に増え、鍼をする機会にも恵まれるようになりました。刺鍼について当初全く刺鍼は出来ないと言う話でしたが、中国のマッサージ業界で日本人初の就労VISAを取得した事で刺鍼の許可も降り問題無く出来るそうです。３ヶ月を掛け苦労してVISA取得した甲斐が有りました。

異国の地で働く事は文化の違いや言葉の壁も有り大変と感じる事も多々ありますが、日本では出来ない貴重な経験を積んでいると思います。
次回は天津に来てからの出会い、再会についてお話したいと思います。

（中込文恵）