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最後の学校説明会~卒業生からのメッセージ~

2014年08月28日看護学科 通信制Blog

准看護師経験10年以上の方が看護師をめざす、看護学科通信制の2014年度最後の学校説明会を8月21日(木)に開催しました。
毎回好評をいただく、卒業生の話を一部ご紹介します。昨年度、本校を卒業し、今は看護師として活躍する2名の卒業生です。入学のきっかけから、学生生活のこと、参加者の皆さんへのメッセージ・アドバイスをお話ししました。

人生で最も充実していた2年間!
7期生 加藤眞理子

― 准看護師と正看護師の格差に何度も悔しい思いをしましたが、「もう年だから」「子供がいるから」と自分に言い訳をして進学を諦めていました。最後と思い転職した先で、私と同じような思いをした同年代の人達が東京衛生に通っていました。その姿がとても生き生きとしていて、「私も進学したい!」と思い入学を決意しました。はじめは、仕事、家庭、学校のバランスがうまく取れるか、2年間で卒業できるのか不安でいっぱいでした。しかし、入学したら2年後の国家試験に向けてとにかく勉強するしかありません。合格したい気持ちさえあればなんとかなります!

― 通信制の基本は自宅学習です。学校からは提出期限のある課題が来るので、計画を立て、その通りに進めていくことがとても大切でした。特に苦労したのは、紙上事例演習。八領域三事例の病態生理を理解し、事例患者の状態把握、問題を抽出してアセスメントします。病態生理をここでしっかりやっておくと国家試験の勉強にも役立ちます。勉強の後には、友人と遊びに行く約束や美味しいものを食べる次計画をたて、それを楽しみに頑張りました。ストレスを貯めないことが大切です!

― 職場の人や子供達には「学校へ行ってた時の方がハツラツとしていたよね」と言われるほど、この2年間は私の人生で最も充実していました。学ぶことの大切さに気づき、看護を見直すことができたからです。ずっと手にしたかった正看護師の免許が取れて、嬉しい気持ちと同時に資格の重さ、責任を感じています。そして、学校に行かなければ出会えなかった友人たちも私の宝です。2年後、みなさんも「2年間とても充実していた」ときっと思えるはずです。頑張ってください!
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教科書を読むだけでは決して身につかない経験

7期生 東江雄也

― 東京衛生学園に入学したのは、知り合いの一言がきっかけでした。実家のある沖縄に帰るか迷っていた時、「准看のまま沖縄に帰って働くところあるの?准看だったら給料も上がらないし、親の面倒をみている間にあっという間に年とっちゃうよ」と。今まで精神科しか勤務経験が無いため、どれだけ通用するかわからない不安もあったため、これからの人生を考え、進学するなら今がチャンスだと思いました。

― 入学前に放送大学の単位を取っておいた方がいいとすすめられましたが、入学と同時進行でできるならと甘い考えを持ち、やっていませんでした。しかし、各教科のテストや放送大学の再試験、見学実習などが重なり、国家試験の直前まで放送大学の試験を受けるほどギリギリの状態に…とても大変な思いをしました。通信制の入学を考えている方には、口をすっぱくして言いますが、放送大学の単位を早めに修得しておくことをおすすめします。

― 見学実習は、看護師の在り方、自分の考え方を大きく成長させてくれる経験をしました。母性看護学実習でのこと、2日間共に分娩を見学することができました。1日目は外回りの見学、2日目には分娩室に入りました。産婦さんも勉強になるならと快く立ち合いに応じてくださり、私は初めて分娩をみたことで手に汗握る思いで見学し、不覚にも産婦さんより先に泣きそうになりました。看護師として、死に直面する患者は見てきましたが、生命の誕生には今までに経験したことのない感情が湧き上がりました。教科書を読むだけでは決して身につかない経験です。たったの2日間の実習ですが、みなさんにも何か一つでも自分の糧になるものを得て欲しいと思います。
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学校説明会では、「卒業生の話」の他にも、「通信学習の進め方」「放送大学について」「奨学金・修学資金のご案内」「出願時に提出する小論文のアドバイス」などのプログラムを実施しました。

今年度の学校説明会は、これで終了ですが、個別対応でご相談におこたえする「個別相談・学校見学」は今後も実施します。進学に向けて、知りたいこと、不安なことがある方は、ぜひご参加ください。

いよいよ9/1(月)~入学願書受付です。書類の準備はお早めに。

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