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【看護学科】多職種の役割がわかる(東洋医療の特徴) — 東洋医療総合学科による耳ツボ体験と接触鍼の紹介 —

2025年06月20日看護



本日、東洋医療総合学科の学科長であり、教務部長も務める菅原先生が看護学科を訪れ、出張授業を行いました。
今回のテーマは「耳ツボ」と「接触鍼」の体験学習です。看護学科2年生を対象に、東洋医学ならではのアプローチにふれる貴重な機会となりました。

 

まず紹介されたのは、耳のツボにアプローチする「耳ツボ刺激(ジュエリー付き)」。チタン製の粒が付いたシールタイプのアイテムで、ピアスのように見える装飾が施されており、健康や美容をサポートしながらおしゃれも楽しめることが特徴です。

 

耳には全身の臓器や器官に対応するツボが多く存在しており、肩こりや腰痛、美肌効果など、さまざまな不調の改善が期待できます。
学生たちは2~3人ずつのグループで、お互いに好みのジュエリーを選びながら、希望するツボに貼る練習を行いました。ジュエリーを貼った後に軽く押すことで、より刺激効果を高めることができると説明があり、皆興味津々の様子でした。






 
  
 続いて行われた「接触鍼」では、講師が鍉鍼(ていしん)、ローラー鍼、イチョウ鍼など、実際の施術に使用される器具を紹介。特にイチョウ鍼を使って乳児に施術を行う際の注意点についても具体的に解説されました。
講義の後は、各グループでローラー鍼の実践も行われ、「くすぐったい」「少しあたたかく感じる」「肌色が明るくなった気がする」など、それぞれの感覚を共有しながら体験を深めました。
 

 
 


今回の学びを通じて、学生たちは西洋医学とは異なる観点から体を捉える「東洋医学」の魅力を体感することができました。また、本授業は、医療における多職種連携の重要性を学ぶうえでも大きな意味を持つ時間となりました。異なる専門性が交わることで、より広い視点から患者さんのケアを考える力が育まれていきます。


今回が最終回となった全4回授業の最後には、教務部長から自作の曲「手のひらの光」の贈りものも。
「白い制服まだ少しぎこちなくて、でも誓った、あの日の夢は今もここにある。
教科書の文字だけじゃ届かない、心に触れるそのぬくもりを知った。
命のそばで心つないで、小さな祈り胸に灯して」
…その歌詞には、看護師をめざす学生たちへの励ましと希望のメッセージが込められていました。
学生たちもきっと、この歌の想いを胸に、患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、その心に寄り添い慮る姿勢を大切にしながら、温かな看護を実践する専門職へと成長していくことでしょう。



広報室