トップページ VOICE 卒業生インタビュー:理学療法士として活躍する江戸さん

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江戸さん

患者様の豊かな人生を支えられる
セラピストをめざしています。

理学療法士

江戸 佑里香 さん

リハビリテーション学科 2016年卒業
東京都リハビリテーション病院 勤務

  • 卒業生

入学前は社会人

学校選びの決め手は「3年制」、「伝統校」、「熱心な先生方」。

理学療法士になろうと思ったきっかけは、母親がくも膜下出血になり、入院したことでした。リハビリを担当して下さったPTの方が、患者様に寄り添って希望を与えている姿に頼もしさを感じ、私もあんなふうに誰かを支えたいと思ったんです。数ある学校の中から衛生学園を選んだ理由は、3つあります。まず、カリキュラムが3年制だったこと。高校卒業後、2年ほど社会人として働いていたので、少しでも早く資格を取得して、現場に出たいと考えていました。ですから、大学や四年制の専門学校より魅力的でした。
次に、伝統校であるということ。30年以上という長い期間で、多数のPTを育成してきた実績があるから安心して学べるうえ、歴史があるぶん、さまざまな病院や施設と繋がりがあり、実習先や就職先を探すのに困らないなと思いました。
最後に、先生方や学生が熱心なところ。学校見学に参加した際に、担当の教員の方や、ボランティアの学生の方から、高い志を持っていることを感じたんです。これらの理由から、衛生学園への入学を決めました。

患者様のイキイキとした表情を見ると、やりがいを感じます。

現在は、急性期を過ぎて、回復期といわれる段階に入った中枢神経疾患の患者様を担当しています。具体的には、ご自宅に帰って暮らせるように、寝返り起き上がりなどの起居動作や、歩行の自立などをめざしたリハビリを行っています。入院された時には全く動けず、暗い表情をしていた方が、リハビリを通して少しずつ出来ることが増えて、イキイキとした表情で退院されていくのを見られたときに、嬉しさとやりがいを感じます。
衛生学園では解剖生理や運動学などの基礎的な知識を身につけられたのはもちろん、中枢神経疾患や整形疾患など、さまざまな専門分野の先生方による授業も受けることができました。それらの幅広い学びが、現在の業務に直結していると実感しています。

衛生学園の「仲間」は、今でも大きな支えです。

現場で働くようになって改めて実感したのは、母校のOBが多いのはとても心強いということ。現在の職場はもちろん、近隣の病院にもたくさんの先輩がいるので、学会や勉強会でお会いした時には、それぞれの現場でのお話を伺うことができます。「衛生学園の後輩」ということだけで、凄く気にかけてくださるのもありがたいです。先輩だけでなく、在学中に共に学んだ仲間たちともいまだに連絡を取り合っています。患者様一人ひとりに対して、さまざまな対応が求められるPTにとって、たくさんの先輩方や仲間たちに相談できることは、大きな強みだなと感じています。そのような繋がりがあるのも、衛生学園ならではだと思います。

さらなるスキルを身につけて、素敵な理学療法士になりたい。

今後は、中枢神経疾患だけでなく、整形疾患も含めた幅広いスキルを身につけたいと考えています。入職して丸3年、脳梗塞や脳出血の患者様を多く担当してきました。これからは他の患者様のリハビリもできるようになっていきたいです。あと、今は退院後の患者様の就労支援を行うチームにも所属しています。通勤手段の確保などをサポートしているのですが、そちらでも頑張っていけたらと思っています。
理学療法士は、患者様の人生に関わる仕事。とても責任が大きくて、常に学ぶ姿勢が必要ですが、そのぶんとても大きなやりがいもあります。衛生学園では、熱心な先生方、頼もしい仲間たちとともに学ぶことができます。私の場合は、卒業してから「衛生学園を選んでよかった」と思えることがたくさんあります。素敵なPTになりたいと思う方は、ぜひ衛生学園で学んで欲しいです。

(写真右:リハビリテーション学科 学科長の鈴木正則先生)