トップページ 4つの学科 理学療法士 専門学校|リハビリテーション学科トップ リハビリテーション学科Blog 【理学療法士】子どもの成長に寄り添う「小児リハビリ」の仕事~第9回体験入学 卒業生講演より

リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】子どもの成長に寄り添う「小児リハビリ」の仕事~第9回体験入学 卒業生講演より

2016年02月22日リハビリ

理学療法士を3年間でめざすリハビリテーション学科、今年度9回目の体験入学が2月6日(土)に開催されました。
今回も、「理学療法士の声を生で聞けて良かった!」と好評をいただいている、卒業生講演のレポートをお届けします。

リハビリ体験入学20160206-1
 
この日ご講演いただいたのは、本校を2014年に卒業した加藤健太先生。大学病院に就職して2年目になります。

リハビリ体験入学20160206-2

●入学する前は…
自動車や機械の設計をする仕事をしていました。仕事は楽しかったのですが、親が介護を必要とする年齢になり、今後のことを考える中で思い浮かんだのが「理学療法士」の仕事です。趣味のテニスをやる中で、身体や運動の仕組みや、肩・肘のケガや痛みに対するケアにも興味がありました。
 
●学生生活・就職
私は28歳で入学しましたが、年上や年下、いろんな年代の人が集まっているクラスでした。みんなで集まってバーベキューやフットサル、楽しかったです。思い出をたくさん作れました。車いすで外へ出て障がい者体験をしたり、介護やリハビリで活用するロボットスーツのデモがあったり、授業も充実していました。
私にとって大きかったのは、実習で小児リハビリの仕事に出会えたことです。実習での経験もきっかけになり、小児リハビリに力を入れている大学病院へ就職しました。

●今の仕事
小児リハビリ──当事者にならないと、なかなか馴染みのない分野かもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、通常3,000グラム前後ですよね。でも1,000グラム未満で生まれてくる赤ちゃんもいます。そうすると、運動機能などの発達、成長が遅れてしまったり、スムーズにいかなかったりするケースが多いんです。でも、意識して訓練、リハビリをすることで、かなり変わってくるんですね。そのような赤ちゃんの成長に寄り添い、機能の回復と発達を継続的に促していくのが、私の仕事です。
例えば、頭を上げて座る、という姿勢がとれない子どもがいます。座れないと、ご飯を食べるのにも不自由ですよね。座れるようになるために様々な方法でアプローチするのですが、子どもが嫌がってしまうとリハビリも進みません。そこで、ちょっと遊びの要素もとりいれて、子どもにリハビリに興味を持ってもらう、そんな工夫も入ってきます。この子どもとの触れあい、コミュニケーションが大変なところでもあり、面白いところでもあると思います。
この子どもへの関わりは1回だけで終わりでなく、何年も続きます。子どもが成長とともに、苦労しながらも「座る」「姿勢を保つ」といった機能を身に付けていく。その喜びを、子どものお母さんや家族と分かち合えれば本当に嬉しいですし、仕事のやりがいになります。
 
●30歳を過ぎての就職について(会場からのご質問への回答)
同期入職の人は、みんな年下。上司がほぼ同い年。という状況に、若干抵抗はありました。ただ、私の場合は学生時代の実習でお世話になった病院だったので、馴染みやすかったです。
これから理学療法士としていろいろな経験を積んでいきたい。これを続けることで仕事の幅も広がり、成長していけると思います。

体験入学では「卒業生講演」の他、学科紹介、模擬授業、キャンパスツアー、個別相談を行っています。今回の模擬授業のテーマは「物理療法」。温熱療法、電気刺激療法で用いる聞きを実際に体験していただきました。

リハビリ体験入学20160206-3
 
今年度の体験入学、なんと、もう1回あります!
2月27日(土)13時~16時30分
在校生もスタッフとして参加する予定です。ご家族、お友達との参加も歓迎します。
参加ご希望の方は、お電話か下記申し込みフォームから、事前にお申込をお願いいたします。

★体験入学 参加申込フォーム

★2月27日(土)体験入学の内容