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看護学科 通信制Blog

入学志望者の皆様へ:在校生の体験談─定年を乗り越え、仕事を続け、看護師をめざして学んでいます!

2020年10月01日看護学科 通信制Blog

今年入学した看護学科(通信制)1年生・Tさんからのメッセージです。
 

看護職として定年を迎え65歳になった時、看護師の国家資格をめざし、仕事もつづける心境になったのは、あるキッカケがあり、チャンスがあり、前に進む決意をしたからです。

学び始めることで一歩前へ

准看護師として40年近く務めさせて頂き、色々な経験をしました。41歳の時に透析クリニックに就職しましたが、その前10年間は夫の仕事を手伝っていて、ブランクのある准看護師でした。「透析の分からない看護師は、そばに来るな」と患者さんに言われ、「分からない事あるなら先に言ってよ」とスタッフから叱られ、忙しい職場で動けない自分があり、必死に出来る仕事を探す日々でした。言われて当然と思いました。

「透析を知りたい」と行動しました。勉強会・セミナー・研究会・学会等に月1~3回参加するようになり、ある人から月刊誌を紹介され定期購読を始めました。ある医師から「勉強したいならこんなのあるよ」と生涯学習講習を紹介され、「何か言われたら僕の名前出していいよ」と、嬉しいサポートもありました。良き協力者に恵まれたと思います。
「そばに来るな」と言われた患者さんから「データーを見てくれないか、食事だけどな…」と聞かれるようになり、「私看護師として仕事できている」と自覚でき、思い出ある患者さんの一人となりました。

通信制との出会い

准看護師が看護師になるための道が開けました。2004年から通信制による教育が開始され、2018年から入学条件が業務経験10年から7年になり、学費をサポートする制度も出来ました。そして職場に何気なく置いてあったダイレクトメールが目に留まり、チャンスと思い、自分の年齢も考えずに説明会を聞きにいったのです。その行動をさせたのは、透析施設での知りたいという思い、そして知り得た知識が仕事上役に立ち、患者さんの笑顔につながり、信頼関係が築けた経験が後押しになったと感じます。
もっと以前から情報を得ていたら、チャレンジしたかどうか分かりません、今だからチャレンジできたのかもしれません。学ぶ場所を与えて頂き感謝しています。

周りに支えられながら…楽しく幸せな学生生活です

入学前から不安だったのは体力面、そして何より脳細胞の欠落がどの程度なのか、大いに心配でした。常勤の勤務では他の学生さんと進行速度が合わないと自覚し、パートに切り替えました。課題・紙上事例・リモート動画・レポート提出等、コロナで登校出来ない分大変ですが、何故か楽しいのです。
20代~40代の若い友達もできました。1年生の友達グループ4人組と「こんな参考書を2年生から借りた」とか「よく理解できない、学校に確認したら…」など情報交換できるのも嬉しいです。職場の同僚も応援してくれます。家族も協力的で、今がとっても幸せです。
色々な方に見守られて学生生活を送れていますし、自分一人で困った時はSOSを出すと誰かが助けてくれます。日頃からアンテナを立て、チャンスをキャッチ出来るようにしておくことが大事と思います。

私の思いを書きました。もし入学されたら、一緒に頑張りましょう。