リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】オリエンテーションセミナーに密着!~その2~

2015年07月21日リハビリ

オリエンテーションセミナーに密着!~その2~です。

理学療法士をめざすリハビリテーション学科の1年生が取り組んだ「オリエンテーションセミナー」に密着しました。
このセミナーでは、障がいをもった方、そして担当理学療法士の方からお話しを聞き、リハビリや障がいについての理解を深めます。
オリエンテーションセミナーに密着!~その1~が未読の方は、こちらへ
 



午前の部が終わり、昼食の時間です。




アイスブレーキングの効果?!もあってか、和気あいあいと食事をする学生さんたち。
食事のあとは、午後の部がはじまります!



~1日目・午後~
さて、午後はこのオリエンテーションの一番の目的でもある、障がいをもった方、および担当理学療法士との意見交換会です。

意見交換会を始める前に、どんなレイアウトでお出迎えをするのかグループごとに考えました。
机と椅子を自由に配置します。
「机があると会議のようで圧迫感があるのでは?」
「このレイアウトでは、声が聞こえづらいのでは?」
「飲み物を置く机があった方がいいのでは?」
など、意見を出し合いながら、グループごとに作戦会議中。


机の配置が決まったら、
事前に考えていた質問リストのチェックや、どんな段取りで質問をするとスムースか考えます。
ここでは、先生も輪に交じって学生さんにアドバイス。
写真左は、学科長補佐の鈴木先生です。


時間が近づき、そわそわし始める学生さんたち。
簡単な体操で緊張をほぐすグループもいました。


時間になり、意見交換会が始まりました。
障がいを持った方、そして担当理学療法士にお越しいただき、お話しを伺います。
病気・ケガを患うまでの経緯、障がいをもった時の心境、手術や治療のプロセス、現在の状況など、
学生の質問にこころよく答えてくださいました。


義足を使用している方には、装着・脱着する様子を見せていただきました。
「義足っていくらくらいすると思う?」と、担当理学療法士の方から学生さんへ問いかけも。
身体のことだけでなく、どのくらいの期間で装具の交換が必要か、国からどのような補助があるのかなど、費用面・福祉制度についてもお話しがありました。


義足をつけて歩いていただく場面も。
この方は、杖がなくても歩けるのですが、あえて杖を使って生活する理由があります。
その理由が、今回の意見交換会でよくわかったかと思います。


人工関節の手術をおこなった方のお話しを聞いたグループ。
人体の中に入っていた人工関節を見せていただきました。
実際に触れてみて、その重さに驚く学生さん。身体に入れるとそこまで重みは感じないのだそう。
しかし、これが体の中に入ることでの、身体の痛みやリハビリの苦労が想像できたかと思います。


特別に装具をつけさせてもらう学生さんも。
装具は、ほとんどがオーダーメイド。
装具をつくるにあたって、理学療法士がどのように関わっていくのかがわかりました。


約1時間30分で、意見交換会は終了。
実際に見て、聞いて、触れることで、リハビリ、そして障がいについての理解が深まったかと思います。
オリエンテーションセミナーはこれでおしまいではありません。
聞いた話を元に、グループ内でディスカッションし、意見をまとめ、翌日発表を行います。
その模様は、オリエンテーションセミナーに密着!~その3~でお知らせします!