学校ブログ
【リハ科】日常生活活動論の授業:患者様と理学療法士が語るリアルな声
2024年11月29日
2年生が「日常生活活動論」の中で、頚髄損傷による四肢麻痺を罹患しリハビリ中の患者様と担当の理学療法士の先生をお招きした授業を行いました。
この授業では疾病のことはもちろんですが、生活や趣味について、負傷して辛かったことに関してまで教えていただきました。
負傷前後の変化については、「負傷する前はアクティブな活動が好きでしたが、負傷後はコンサートや美術館巡りに興味が移りました」と趣味活動について教えてくださいました。これを聞いた学生たちは、「出かける時はどのようにしていますか?」と尋ね、「一人で行くことが多く、雨の日にはビニール袋など身近なものを工夫しています」とのことでした。その様子をいきいきと語る姿がとても印象的でした。さらに、車いす生活になってからも複数回海外旅行を楽しんだ経験についても語り、学生たちを驚かせました。
3時間にわたる授業の中で、学生たちの質問に丁寧に答えてくださいました。担当の理学療法士の先生からは、負傷後の様子や治療の経過、リハビリテーションにおけるアプローチ方法、回復のプロセスについて補足していただきました。
この授業を通じて、学生たちは理学療法の知識や技術だけでなく、患者様の心身の変化をリアルに聞くことができました。これにより、身体面だけでなく精神面からも患者様を支える重要性を学ぶことができました。
リハビリテーション学科の日常生活活動論の授業では、今後も様々な障害を持つ患者様をお招きして、リアルな声を聴く授業が続けられる予定です。
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