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【看護 二年課程】リンパドレナージの授業を行いました
2016年06月28日看護
准看護師から看護師をめざす看護学科二年課程の1年生(50期)が、「生命倫理」の授業で「リンパドレナージ」について学びました。リンパドレナージの授業は、本校の特長的な授業の一つです。この授業を楽しみにしている学生さんも多いです。

講師は、後藤学園附属リンパ浮腫研究所の佐藤佳代子先生。
3コマに渡り、複合的理学療法「リンパ浮腫の治療とケア」をテーマに授業を行います。
佐藤先生は日本でも代表的なリンパ浮腫治療の先生です。
出身校は、本校のグループ校である神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の資格を取得後、ドイツへ渡り「フェルディ式複合的理学療法」を学んでセラピスト資格を取得しました。現在は、後藤学園附属リンパ浮腫研究所で、治療活動はもちろん、リンパドレナージの研究・啓蒙活動を行っています。
授業のスケジュールは、
1コマ目:リンパ浮腫についての講義
2コマ目:リンパドレナージ(実技)
3コマ目:弾性包帯・弾性着衣(実技)
この日は、弾性包帯・弾性着衣の実技授業を行いました。

はじめに、弾性ストッキングの種類の紹介です。
ストッキングは、さまざまな形があり、患者さんの症状、生活スタイルに合ったものを選びます。
例えば、下肢用でも、ハイソックスタイプ(膝まで)、ストッキングタイプ(太ももまで)、パンティストッキングタイプ(お尻まで)などさまざまなタイプがあります。その他にも、マタニティ用や男性用(前開きタイプ)などもあるようです。
また編み方も、平編みと丸編みの2種類あります。
「それぞれの触り心地を感じてみてください」とストッキングを触ってみます。

学生さんからはこんな声があがりました。
「丸編みは柔らかい触り心地。よく伸びる。コンビニで売っているようなストッキングに似た感じ」
「平編みは、しっかりしている感じ。そんなに伸びない」
丸編み、平編み、それぞれの特性を理解した上で、患者さんに合ったストッキングを選んでいきます。
今度は実際に学生さんが弾性ストッキングをはいてみます。

しかし、靴下を履くように、簡単にははけません。はくときのポイントやコツを佐藤先生から聞きます。
また、滑らないように、そして爪でストッキングを傷めないようにゴム手袋をつけています。
ここでしっかりはけなければ治療効果は期待できませんし、症状が悪化してしまう可能性もあります。
下肢だけでなく上肢ストッキングも体験しました。

次に、弾性包帯です。
弾性包帯では、巻く時の力がとても大切です。強すぎても弱すぎてもいけません。
はじめに、佐藤先生のデモンストレーションを見学しました。
強く巻いてしまったとき状態、ちょうどいい加減の状態の違いを足、包帯を触って確認します。

6センチ、8センチ、10センチの包帯を使い分け、圧力のかけ方を考えて巻いていきます。
デモンストレーションが終わったら、学生さん同士で実践です。


最後に佐藤先生から、
「看護学科の学生さんは、これから実習先の病院や就職先でリンパ浮腫の患者さまに携わる機会も多いはず。その時には正しいことをアドバイスできるようになって欲しい」との願いも伝えられました。
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