東洋医療総合学科Blog

第2回「機能解剖学研究会」を開催しました!

2022年12月26日今日の東京衛生

今秋からはじまりました「機能解剖学研究会」、2回目の開催となりました。
今回のテーマは「脊柱」でした。



人はどうやって立っているのか、人体の振動系のしくみを説明しつつ、普段授業で習っている指圧の手技を使って、気づかないくらい固まった体の動きを回復させるべく、脊柱に対するアプローチをやってみました。

2年生の臨床実習も11月から始まっていて、学生自身も人の体を診る機会が増えています。
患者さんの痛いと訴えている場所を診ることは基本中の基本ですが、どうしてもその部分だけを診てしまいがちになります。
局所だけでなく体全体を診る広い視野も必要になりますので、そのあたりの体の診方やポイントなどを踏まえて体験してもらいました。



実技になるとあれこれと質問も出てきて、学生は一生懸命練習していました。
体の使い方や施術中の指先の感覚など学生自身が少しでも感じでもらえたらいいなと、こちらも必死に実技室内を回って施術者役の学生の指先を使って実際に体感してもらいました。



ただ圧すだけの手技であっても意味を持たせると学生自身の気持ちも施術を受ける側の心地良さも大きく変わってくるのが傍から見ても伝わってきます。
一生懸命な手技は見ていて気持ちいいです。

患者さんの体が良くなることが学生も患者さんも共有できるのっていいですよね。
次回は、大関節の動きと施術を体験してもらおうと思っています。
最近毎朝歩いている専任教員 川井