トップページ 4つの学科 鍼灸あん摩マッサージ指圧 学校|東洋医療総合学科トップ 東洋医療総合学科Blog 【はりきゅうマッサージ治療室だより】卒後研修の学び方:事前のシミュレーション、医療面接

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【はりきゅうマッサージ治療室だより】卒後研修生より:中医学と臨床を学ぶのに最高の環境です

2023年05月25日はりきゅうマッサージ治療室だより

今回は卒後研修に参加されているFMさんに寄稿していただきました。
長年協力患者で来られた方の一言一言に、一喜一憂しながら励まされているとのこと。
人柄がにじみ出ている文章をぜひご一読ください!

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私が感じる卒後研修のメリットは、以下の4点です。

①段階的に指導者から何時でも弁証の観方を教えて頂ける事で、安心して次のステップに繋がる。
②中国語の中医関係図書(頭皮鍼、カッサ等)の紹介もある。民間療法であるカッサは中国では検定試験もある位、全身に使える事を知った。
③衛生学園の図書室は、常に最新の図書が閲覧できる。時間さえあれば、資料を調べるには最高の場所である。
④舞浜クラブで兵頭先生による三焦鍼法を使った鍼灸臨床を見学できる。

卒後、彷徨している時期に良き先輩:恩師に再会。ブランクがあっても温かく受け入れてくれる母校に感謝しています。
私自身、山あり谷ありの2年間にも拘わらず先生方、同僚の温かいお声掛け、そして多くの協力患者様の支えがあり、はりきゅうマッサージ治療室で3年目を迎える事が出来ました。

国家試験合格はゴールではなく、スタートライン。
臨床はやらないと忘れていく、と実感しています。

鍼灸だけで生き残ることは容易ではありません。
臨床家の心構えは「患者さんファーストで、敬愛の念をもって本気で寄り添う覚悟を持ち、焦らずゆっくりと決して諦めない事」という兵頭明先生の言葉を座右の銘として、日々の症例と大切に関わりながら、少しでも症状が改善出来るように精進していきたいです。



写真は、図書室から借りた東洋医学の書籍、DVDです。
東京衛生学園の在校生は、神奈川衛生学園図書室の蔵書も利用できるのが嬉しいですね。