天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信18 ~中国の風習~

2013年04月04日

天津留学中、金崎さんからのメッセージです。



今週4月4日(木)から7日(日)まで、中国では「清明节 (qing ming Jie)」といって、日本でいうお盆休みとなります。

天津中医薬大学は木曜日から土曜日までの3日間休みとなり、日曜日が授業となります。清明节ではお墓参り及びお墓の掃除をしたり、お供えをしたりして先祖を敬います。天津市内中心部にはお墓が少なく、車で小一時間走った場所にお墓があると聞きました。またこの時期から春の暖かい天候に変わると言われ、新茶(香りが良く値段が高いお茶)が採れるそうです。 ネットで調べてみたところ、清明節は農暦(旧暦)の24節気の一つで春風が吹き暖かくなり、空気は新鮮で爽やかになり天地は明るく清らかになるので、清明と呼ばれるそうです。また沖縄県でも清明祭があり、中国同様にお墓参りをする風習があるそうです。
写真の一番目は昨年夏のもので、先祖を供養する為の昔からの儀式です。紙銭(しせん)という紙で作られたお金を燃やし、先祖様が天国でお金に困らないようにとの祈りを込めて行います。最近では清明節に行う人が徐々に少なくなっているようです。

写真二番目は、天津大学近くの交差点(寮から自転車で10分くらい)の場所にある、天津名物の煎饼果子(jian bing guozi)の店頭です。いつも多くの人が並んでおり、気になったので並んで購入しました。並んでいる中国人にどれがお勧めかを聞き一つ購入。

写真三番目が買った煎饼果子です。約20cm四方の大きさで、まあまあボリュームがあります。卵と小麦粉をまぜ薄く焼いたクレープとパリパリした感じの薄 いセンベイにお好み焼きソース風のものをかけ、サンドして食べる物です。市内のあちこちで売られており、朝食や間食として食べられています。購入した店は 24時間営業で、店頭にはテレビによく出演している芸能人が、訪れて食べている写真が飾ってありました。 20130404金崎1 20130404金崎2 20130404金崎3

味の方はというと、まあまあの味ですが、並んでいた中国人が言っていた「すごく美味しいよ!」とは思いませんでした。個人差がある食べ物だと思います。来週は天津中医薬大学で日本語を勉強している5年生の中国人学生と、日本人留学生の年に1度の交流授業が行われます。今日は暖かい日で、日中はやっと秋服程度のものを着て外出できました。そろそろ冬服もしまえそうな気がします。



すこしづつ暖かくなり更に行動的になりますね!