リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】 臨床実習に向けて!SPトランプの授業

2015年01月21日リハビリ

今週の月曜日から、リハビリテーション学科2年生の「臨床実習」が始まりました。
実習は5週間。病院や医療施設へ通い、スーパーバイザーの指導のもと、評価をメインとした実習に臨みます。

臨床実習では、様々な患者さんと接するため、コミュニケーション能力や他者を理解する力が必要とされます。そこで、実習前に2年生が取り組んだ「SPトランプ」の授業をご紹介します。

SPとは、サブ・パーソナリティの略です。パーソナリティーとは、一般的にその人の持ち味や個性のことを意味しますが、人間は十人十色。持ち味も個性もさまざまです。1人の人間は「色んなサブ・パーソナリティを持ち合わせている」という考えのもと、トランプを使って自己理解を深め、他者を理解し、コミュニケーション能力を高める授業です。

SPトランプには「心配屋さん」「チャレンジャー」「まじめさん」「仕切り屋さん」などの個性(性格や特長)が書かれており、この絵柄を自分にあてはめたり、誰かにあてはめることで、4つのタイプ別に分けることができ、理解するための糸口をつかみます。

はじめにトランプを使い、自分がどんなタイプに属するのかを判定。自己理解を深めます。続いて、コミュニケーション能力を伸ばすためのワークショップ。グループワークを通して、自己紹介のポイントや表情の作り方などを学びました。この授業を通して、臨床実習への準備・心構えも整ったかと思います。実習を経験した後の3年次にも、SPトランプの授業を受けます。

実習前、放課後の実技室には、評価や測定の復習、触診の確認をする学生さんの姿が。どんな患者さんにも対応できるよう、体格や性別の異なるクラスメイトと代わる代わる触診を行うなど、夜遅くまで熱心に勉強していました。実習で多くのことを学び、また一歩理学療法士に近づいた学生さんに会えるのが楽しみです。
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