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【理学療法士】体験入学レポート~卒業生が語る「介護老人保健施設」の仕事

2015年09月30日リハビリ

3年間で理学療法士をめざすリハビリテーション学科、今年度5回目の体験入学を9月26日(土)に開催しました。
今回卒業生としてお話いただいたのは、昨年春に卒業し、介護老人保健施設に就職して2年目の蔵野沙紀さんです。
リハビリテーション学科の卒業生は病院に就職するケースが多いのですが、「なぜ就職先として介護老人保健施設を選んだのか」、その経緯も含めてお話されました。

理学療法士 体験入学 卒業生講演

<お年寄りのサポート&医療の仕事=理学療法士>
小学生から中学生までデイケアの施設でボランティアに取り組んでいました。その経験から、「お年寄りや障害のある方が、家で好きなことをして過ごせるようになるためのお手伝いをしたい」と考えるようになったんです。また子どものころから病院へ通う機会が多く、医療の仕事に対する憧れもありました。
この2つを満たす仕事はあるかな…と調べていく中で、理学療法士に行きあたったんです。これは自分に向いてるのでは?とピンときました。

<学生生活~やる気スイッチが入ったのは3年生の夏でした>
東京衛生学園を進学先に選んだのは、歴史があり真面目そうな学校だから。また、実技や実習が充実しているのも魅力に感じました。
入学して勉強を始めてみると、思ったより覚えることが多くて…なかなか身が入らない状態が続きました。1年が過ぎ、2年が過ぎ、そして3年の夏。本当に遅いのですが、ここでようやく私の“やる気スイッチ”が入りました。
きっかけは、「臨床実習Ⅲ」でお世話になった介護老人保健施設との出会いです。施設の利用者と理学療法士などスタッフとの親密な雰囲気が、とても素敵でした。理学療法士をめざした自分の原点を見直すきっかけにもなり、まさに「なりたい自分を見つけた!」という感じでした。「ここで働きたい」と思い、指導してくださった理学療法士の方に、その思いを伝えました。その施設が今の職場です。

<今の仕事 “ろうけん”とは?>
介護老人保健施設、略して“ろうけん”と言われます。いろいろなサービスを提供していますが、位置づけとしては、病院と自宅の中間にある、というイメージでしょうか。お年寄りの方がご自宅で自立して生活していく、活き活きと暮らしていくためのサポートをしています。
日々の仕事は医師、介護職、栄養士、言語聴覚士等のスタッフと連携しながら行います。チームワークは本当に大事ですね。理学療法士は、運動や生活指導を通して、利用者さんのできることを増やしていくのが主な仕事になります。
まだ2年目ですが、今の職場は衛生学園の卒業生も数名勤務しているので、頼りになります。学校に歴史がある=卒業生が多いことのメリットは、卒業してからの方が実感できているように思います。
仕事のやりがいは、やはり利用者さんたちの笑顔!リハビリを行っている時間以外でも声をかけていただいたりすると、「今の職場、仕事になじめているなあ」と嬉しくなります。
これからも、いろいろなことに興味と好奇心をもって、少しでも利用者の方ができることを増やせるように、努力を続けていきたいと思います。“ろうけん”の仕事は本当に楽しいので、皆さんも就職を検討する際はぜひ見学にきてください!

理学療法士 卒業生と先生

体験入学では、この「卒業生の話」のほか、「専任教員による学科紹介」「模擬授業」「キャンパスツアー」「在校生とのフリートーク」「個別相談」を行います。

理学療法士 体験入学の様子

いろいろな切口で理学療法士の仕事や、本校について知っていただく機会になると思います。
次回は10月31日(土)13時~。ご家族、ご友人との参加も歓迎します。

理学療法士体験入学 2015年10月