リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】 SPトランプで自分を知る:臨床実習に向けて

2023年01月26日リハビリ

1月下旬から始まる「臨床実習」に向けて、2年生が「SPトランプ」の授業に取り組みました。
理学療法士に必要な「現場対応力」を高める、東京衛生学園ならではの授業です。

 

SPトランプのSPは、サブ・パーソナリティの略です。
人はそれぞれパーソナリティ(特色・個性)を持っていますが、自分が認識しているパーソナリティと、他人が感じているパーソナリティは、いつも一致しているでしょうか?一致していない、と感じることもあるのでは?
また、人が持っているパーソナリティは一つではなく、さまざまなパーソナリティ(サブ・パーソナリティ)を備えているはずです。
自分のコンディションや周囲の環境によって、前面に出てくるサブ・パーソナリティは変わってきませんか?



SPトランプの授業では、「心配屋さん」「チャレンジャー」「まじめさん」「仕切り屋さん」など52種類のサブ・パーソナリティが描かれたトランプを使って、自己理解、他者理解、そして他己理解(他者が自分をどう理解しているか)に改めて向き合います。
4人1組のグループになり、まず自分やグループのメンバーに備わっていると思うトランプを複数枚選んでいきます。すると、自分が認識している自分と、他人が感じている自分の共通項や違いが見えてきます。それについて、グループ内でディスカッションし、改めて自分のサブ・パーソナリティについて考える。それをグループ内のメンバーに伝える…そんなプロセスで授業が進みます。



臨床実習で関わる指導者(理学療法士)の先生、実習先のスタッフ、患者様は、これまで接点の無い人ばかりです。不安やストレスを感じる場面があるかもしれません。
SPトランプで体験的に学んだ自己理解・他者理解・他己理解が、広い視野で前向きに人と関わっていく一助となることを願っています!