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「ファースト・ステップ・セミナー」 ~当事者と理学療法士のつながりを学ぶ~

2025年09月22日リハビリ

1年生が、2日間にわたり「ファースト・ステップ・セミナー」を行いました。



セミナーの意義

東京衛生学園では「現場のリアル」を学び、即戦力となる力を養うことを大切にしています。
「現場のリアル」と同じくらい大事なのが「当事者のリアル」です。

それはリハビリ以外の時間や、リハビリを卒業した後も当事者の方の生活は続くからです。
実習では現場のリアルに触れることができますが、当事者のリアルの一部分しか触れることはできません。
それを直接学べるのは、長い伝統多くの卒業生とのつながりを持つ本学だからこそできる貴重な機会なのです。



◆ 1日目:当事者と卒業生との交流

当事者の方と、本校卒業生である理学療法士の先生方をお招きし、グループごとに交流を行いました。
当事者の中には20年以上前からリハビリをされている方もおり、長いお付き合いの中で学生へ貴重な経験を届けてくださっています。

交流会では、発症時の思いやリハビリについて、退院後の生活やお仕事のこと、ご家族との関わりなど、幅広いお話を聞かせていただきました。
緊張していた学生も次第に打ち解け、質問が次々と飛び交い、あっという間の1時間でした。

終了後は、翌日の発表会に向けて、各グループでポスター作成に取り組みました。



◆ 2日目:学びの共有
発表会では司会も進行も学生が務め、15分間の発表と質疑応答を行いました。
例年以上に活発な議論が交わされ、大いに盛り上がりました。

発表後には一人ひとりが感想を述べ、
「当事者の方と理学療法士の先生との素敵な関係性に感動した」
「安心していただける理学療法士になりたい」

といった声が次々に上がりました。

学生たちの言葉に、思わず涙ぐむ教員もいました。
理学療法士を目指す最初の一歩として、このセミナーが心に刻まれた瞬間でした。




今後に向けて

どんな理学療法士になりたいのか、その初めの一歩となるのがこの「ファースト・ステップ・セミナー」です。
これから多くの方々と出会い、学ぶ1年生ですが、この2日間のことを思い出してもらえればどんなことも乗り越えることができると頼もしく感じました。

10月からはいよいよ1年生も後半戦。
学園祭や見学実習など、さまざまな行事が待っています。
今回の経験を胸に、一人ひとりが成長していくことを期待しています。

最後になりましたが、ご協力いただいた当事者の皆様、先生方、本当にありがとうございました。
また来年もお会いできる日を楽しみにしております。




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