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理学療法士を支える装具を作成する-型取り編-
2025年09月29日リハビリ
皆さんは装具をご存じでしょうか?
骨折後の固定に使われるものから、手足に麻痺がある方の生活をサポートするものまで、その役割は多岐にわたります。
リハビリテーションのガイドラインでも効果が確かなツールとして紹介されており、理学療法士(PT)であれば必ず関わる重要な道具です。
そんな装具を、本校ではなんと「実際に作製する」授業を取り入れています。
これは、実はとても貴重な学びの機会なのです。
なぜ、PTが装具を作るのか?
実際の臨床現場で装具を作成するのは「義肢装具士」さんです。
理学療法士が直接作製をすることはまずありません。
しかし、この作成過程を知ることが、患者様へのリハビリの質を大きく高めます。
患者様の気持ちを理解できる: 難しい型取りや調整の工程を知ることで、「この装具を着ける患者様はどんな気持ちなのだろう」という想像力が深まります。
専門職への理解: 義肢装具士さんの高度な技術と専門性を肌で感じることで、連携の重要性、つまり「ありがたみ」が身に沁みます。
まさに「百聞は一見に如かず」。知識だけでは得られない学びなのです。
授業レポート:足の型取りに挑戦!
授業ではまず、先生によるデモンストレーションからスタートです。
手早く、正確で安心感が違います!
その後は、いよいよ学生の実習です!
最初は難易度の低い膝の型取りで練習してから、本番の足の型取りに挑戦しました。
傍で見ていると簡単にできそうに見える型取りですが、実際にやってみると「これがまあ難しい!」
この瞬間、「義肢装具士さんの技術ってすごいんだな」とプロのありがたみを痛感するのです。
知識だけでなく、「すべて」を兼ね備えて現場へ!
無事に脚の型取りが完了しました!
次回の授業では装具を作製します。
「完成編」をぜひお楽しみに!
この授業で得られるのは、単なる座学では決してわからない、患者様への共感力とチーム医療の視点です。
知識だけではない、臨床で本当に役立つ「すべて」の力を身につけ、即戦力として現場へ羽ばたいていく。
それが衛生学園の理学療法士教育です!✨