東洋医療総合学科Blog

灸実技はじまる

2013年04月26日授業の様子

 入学して3週間が経ちました(-_-)。オリエンテーションやら基礎的な座学の授業が始まっていましたが、ついに灸実技開始。
 
ほとんどの鍼灸専門学校で、実技の授業と言えば、まずは基本となる理論なんかを教科書を見ながら展開していくと思いますが、うちは違います。入学して2回目の灸実技でお灸に火を点ける練習。しかも、最初の授業の後には宿題が出てます。
 
写真:今年の昼1年生は女性が多い(-_-)
 
授業では、突然お灸の材料である艾(もぐさ)を見せられて、私の真似をして見よう見真似でやってみます。
 
『学ぶ』という言葉は、もともと『真似ぶ(まねぶ)』が語源とも言われています。つまり、その本来の意味は、手本を真似て習うということです。修行と言われるものの第一歩です。
当然、すぐにま真似れません。下手だから…?
写真:エリカとアヤネ。アヤネがミスしたらエリカがピシっと叩きます(笑)
いいえ、違います。
真似方を知らないからです(-_-)/。私を真似るときに、どこに注目しているのか。どこに注目しなければならないのか。だから、真似方も教わりながら、私の真似をしていきます。
 
技術は盗んて身に付ける、というようなことが言われますが、それは昔の徒弟制度のような関係が成立していた時代に、四六時中師匠と共に生活することで、自然と師匠の考えていることがわかるようになってくると出来るようになったのです。そのような経験ができない現在の学校教育で、先生の技術を盗め!なーんていうのはちょっと難しいでしょう。
何も聞かずに真似てみる。その後いろいろ考えてみる。どこに注目すればいいのか教わる。そして再度真似てみる。こうすることで、自分の基本が出来上がってきます。基本が出来上がると、基本と違うところに注目できるようになります。そうして、技を盗む爲の目が出来上がってきます。
その爲には授業で私が言ったことをしっかりメモすること。それを見直すこと。そして確認すること。これから卒業まで、何度も言っていきます。『基本が大事』。
 
写真:見守るカナエ。カメラを向けられ緊張のユカは少し笑ってます(笑)。