東洋医療総合学科Blog

【はりきゅうマッサージ治療室だより】バランスを整える

2020年09月23日はりきゅうマッサージ治療室だより

今回の治療室だよりは、スタッフとして施術に携わっている本校東洋医療総合学科の卒業生がお届けします。

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、彼岸入りと共にようやく過ごしやすい季節になってきました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。木曜と土曜に施術を担当しているKAです。

思い起こせば、今年の梅雨は気温が低い日も多かった上、平年より2週間ほど長く続き、漸く明けたのは8月に入ってからでした。その後は一転、猛暑日の連続記録が出るほどに暑い日が続きました。

6月以降本格的に再開した治療室ですが、その後の患者さんの症状では、
 生活様式の変化に伴う身体の不調
 気温や気圧の変化に伴う体調の異変
 イライラによる体調の変化
など、コロナ禍や気象状況による身体への影響によるものが目立つ印象を受けます。

これらは、身体の中のバランスの乱れが一因と考えられます。東洋医学で考えれば陰陽のバランスの乱れ、西洋医学的には交感神経と副交感神経のコントロールが上手くいかなくなった状態とでも言えるでしょうか。





このような症状を訴える患者さんに対して、附属はりきゅうマッサージ治療室では、問診に時間をかけ、患者さんの訴えを詳しくお聴きし、お身体の状態を拝見した上で、夫々に合った「バランスを整える」治療を行います。施術者が者さんに寄り添う姿勢を持ち、信頼関係を得ることができれば、患者さんの身体の緊張も和らぎ、ご自身の治癒力(バランスを整える力)を引き出す一助となるのではないかと考えます。

患者さんと向き合うにあたっては、驕ることのないよう、本校を志望した際に抱いていた気持ち、学科生の時に描いた「目指す臨床家像」、卒後時に設定した目標等を時には見直し、先生方からの学びをメモしたノートを折に触れて見返しつつ、謙虚な姿勢で治療に臨むことを心掛けています。



ご自身の身体を客観的に見つめ直し、身体全体のバランスを整えたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ 附属はりきゅうマッサージ治療室の扉を叩いてみてください。