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【はりきゅうマッサージ治療室だより】卒後研修生からのメッセージ

2020年10月12日はりきゅうマッサージ治療室だより

当治療室は、東京衛生学園の「卒後臨床研修」の研修施設として、学びの場を提供しています。4月から1年間、臨床スタッフとしてさまざまなことを学んでいただけるコースです。
今回は研修の様子について、現研修生のMMさんに語っていただきました。

①卒後臨床研修に参加された理由をお聞かせください。
当初から、卒業後直ぐにフルタイムで治療院にお勤めすることは考えておらず、どこかで研修を受けながら臨床に慣れていき、その間に開業準備をしたいと考えていました。研修機関としては幾つかの機関を検討し説明会などにも行ってみましたが、治療方針や鍼灸の流派、扱っている症例や研究テーマなどが、自分のやりたいことと異なることが分かりました。
一方、東京衛生学園の「卒後臨床研修」では、衛生学園で学んだ中医学をベースに、興味のある治療方法などを取り入れてみることも可能だと伺い、最終的にこちらに参加することを決めました。

②お仕事との両立はいかがでしょうか?
研修は週一日ですし、研修の無い曜日にアルバイトとして治療院で働いていますので特に問題はありません。



③現在の研修の様子を教えてください。
現在は月曜日の10~14時に、患者様の施術を担当しています。日によって担当する患者様の人数は異なりますが、現在だと大体お二人です。
施術の合間にカルテを記載したり、先生に質問したり解説して頂いたりしていると研修の時間はあっという間に終わってしまいます。その日の研修終了後に、研修生同士で情報交換をしたり施術の練習をしたりすることも出来ます。
また隔月に一回、テーマを決めた講座で先生からの講義や実技があり、学校で習った技術をさらに深めたり新たに学んだりすることも出来ます。



④これから卒業後のキャリアを考える在校生に向けて、メッセージをお願いいたします。
卒業後直ぐに就職して臨床に入る事も勿論可能ですが、不安なことも沢山あると思います。また訪問マッサージに携わる治療院などに就職すると、鍼灸の施術をすることが少ないかと思います。
鍼灸の施術はしばらくブランクがあると、忘れてしまったり手先が鈍ってしまったりすることがあると思いますが、週一回の研修は自分の技術や勘を保持するためにも、とても役立っています。
また研修では、自分の治療方針に不安があったり疑問があったりしたら、その場で直ぐに先生に確認することができますし、自分の施術が正しく出来ているかを立ち会って見ていただく事もできます。時には先生の施術を見せていただきながら指導していただく事もあります。
このように患者様を目の前にして指導を受けられるというのは、とても貴重な環境だと思います。自分のキャリアの中でこのような経験が出来るのは免許取得後の数年しかないと思いますので、環境が許せば研修への参加をお勧めしたいです。