東洋医療総合学科Blog

来たときよりも美しく

2013年05月11日授業の様子

私は小学校3年生の時に地元のボーイスカウトに入団しました。
 
私の所属していた岩手連盟紫波第1団は、県内でも有名な指導者がおり、その方は私の剣道の先生でもありました。というか、剣道を習いに行ったらボーイスカウトにも誘われました。
 
岩手の田舎で育った私にとっては外で遊ぶのが当たり前。今のようなゲームが当たり前の時代ではなく、ファミリーコンピュータ (Family Computer) 、略してファミコン(1983年7月15日に任天堂より発売された家庭用ゲーム機)を持っているクラスメイトが一人とかの時代です。
 
そんな自然に育てられた私でも、ボーイスカウトでの野外活動はやはり特別で、とくにキャンプなんかは楽しくてしょうがなかったです。多くのことを学んでいくボーイスカウトですが、最初に教わったのが後片付けでしょうか。
 
『来たときよりも美しく』
 
キャンプをさせて頂いた自然に、現地に感謝し、そして地球に感謝。次に利用する人のことも考えて行動する。私の中でも忘れられない言葉になっています。
 
ってなことで、掃除です。実技室掃除です!
 
東京衛生学園専門学校校内には、清掃のプロの方々がいらっしゃり、皆が快適に学校生活を送れるように、全ての教室を日に何回か掃除をして下さいます。でも、職業上、自分達が使用するところ、とくに実技室は、将来自分で開業した時のことも考え、自分達の手でやって欲しい。ってことで、各クラス交代制で行っています。
 
鍼灸という職業が徒弟制度であった頃、師匠の一挙手一投足が、全て治療を理解する為の重要な役割をしていました。学校の実技室清掃にそこまでの意味があるかどうかは、みんなで考えてみてはいかがでしょうか。
 
 
写真:治療用ワゴンのバットだけを外して水洗い。Ⅱ部の1年生。
 
写真:東京衛生学園専門学校のベッドは全て昇降式。シンプルな作りではない為ホコリが溜まりやすい欠点もあります。これもⅡ部の1年生。
 
写真:消毒液の補充もします。小物もキレイに。はい、やっぱりⅡ部の1年生。