東洋医療総合学科Blog

ダイワニャン

2014年07月02日卒業生だよーん

ダイワニャンが来ました。あっ、卒業生のヤマト君です(笑)
 
本校の3年生には臨床実習という授業があります。これは、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師になる為には必要な内容であり、授業としてどこの学校でもやらなければいけません。国家試験ですので、お国の指示ですな。
 
写真:臨床実習施設
 
しかし、この臨床実習ってやつは、詳しい内容が決まっていません。
 
臨床実習の4文字の意味を探ると、臨床と実習に分けられ
 
ネットで意味を検索すると、臨床とは『狭義には医学・歯学・看護学等の医療分野において、カウンセリングその他の介入を行う「現場」、あるいは「現場を重視する立場」を指す』とあり、実習は『講義などで学んだ技術や方法などを実地または実物にあたって学ぶこと』とあります。
 
ですので、
 
①クラスメイト同士で鍼と灸の練習をする。
②先生が治療している様子を見学する。
③実際に患者さん(役)に鍼灸マッサージを行う。
 
これら全てが臨床実習として成り立ってしまいますし、ここまでの内容に関しては、お国からの指示はありません。ですので多くの鍼灸専門学校の臨床実習は①か②を行っています。
 
では、東京衛生学園専門学校の臨床実習はと言うと…。
 
当然③です。
 
クラス4名程度の班をつくり、7~8の班それぞれに、臨床の専門家達が目を光らせて監視します(笑)。治療室を使用して行われ、受付を通って患者さんとして協力してくださる方がやってきます。
 
学生中に③を体験できるかでいないかは、卒後の臨床に大きなアドバンテージを生みます。
 
ダイワニャンは本日、その実習の患者さん役として、午後から仕事が休みの爲、後輩の爲に来てくれました。
 
ありがとうダイワニャン。
 
写真:臨床実習の患者役を終えて、教務に顔を出してくれたダイワニャン。横須賀出身だけど、『よこすか焼き』をあげました(笑)
 
鍼灸学校に入って、自分で勉強してる気になっている人が多いですが、『伝統』という名のつく医術を学ぶ我々は、常に業界の先輩方に支えられ助けられているのです。