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【はりきゅうマッサージ治療室だより】「臨床でしか得られない学びが卒後研修にはあります」

2023年09月25日はりきゅうマッサージ治療室だより

卒後研修生2年目のKNです。
私は東京衛生学園の2部夜間に昼間働きながら通っていました。仕事の都合上、卒業後すぐに鍼灸師として転職することができなかった為、ブランクを作らないよう卒後研修にお世話になることにしました。
東京衛生学園では3年生になって国試が迫っても、実技や臨床実習で手を抜くことが許されず、私も卒業ギリギリまで追い込まれました。それがありがたいと感じたのは卒業してからで、卒後研修が始まっても学校の延長で違和感なく治療に臨めました。
治療時間は患者さん1名につき1時間(問診含む)で、効率よく進めないとあっという間に時間が過ぎてしまいます。学校では3年間、厳しい時間制限と先生方の目がある中で鍼(はり)もお灸も鍛えられてきました。その経験も鍼灸師として血と肉になっていると実感しています。
卒後研修を行っている「東京衛生学園付属はりきゅうマッサージ治療室」では中医学に精通し中国語もペラペラな渡辺明春室長が、聞けばなんでも答えてくれます。数ある中の書籍から、すぐに該当するページを開いて「ここに書いてあるよ」と説明してくれるので、その記憶力にいつも驚いています。中医学以外でも自分が学んできたことが治療に活かせるので自由な雰囲気の中で、私は伝統鍼灸に現代鍼灸も取り入れながら治療を行っています。
写真は鍼通電療法を行っているところです。足裏痛を訴える患者さんに対してインナーマッスルに鍼通電しています。
卒後研修には様々な患者さんが来るので、初見の病態についても渡辺室長のサポートのもと勉強できますし、問診や検査で仮説検証をしっかり立てて治療し結果が伴ってくると自信もつきます。
もちろん結果が伴わない時期もあり、それでも研修生のために通ってくださる協力患者さんには足を向けて寝られません。
協力患者さんや周りのサポートに感謝をしながら、充実の日々を送っています。