東洋医療総合学科Blog

【はりきゅうマッサージ治療室だより】「卒業後の進路」

2023年11月25日はりきゅうマッサージ治療室だより

卒後研修生のNHです。
さて、この記事のご依頼をいただいたときに「HPを見てくださる方はどんな方かしら?」「どんな事がしりたいのかしら?」と悩みました。
渡辺先生にも相談させていただき、やはり「鍼灸、あんまマッサージ指圧師の資格を取ったその後」が一番かなと思い記事を書かせていただきたいと思います。

私は東京衛生学園専門学校で資格を取得後「訪問医療マッサージ」の仕事に就きました。「訪問医療マッサージ」とはご家庭や施設に訪問させていただき、お困りの症状に対して症状の改善を目的とした医療マッサージのことです。

最初に入社した訪問の会社は鍼灸の患者様はおらず、気づくと「鍼灸全く施術していない。。。」といった状況でした。そこで卒後研修に参加させていただくことにしました。ただ、仕事をしながらの研修は中々大変で、会社の勉強会と卒後研修が同じ週になると1週間の休日が半日なんてこともありました。

それでも、鍼灸の施術や勉強をしたいと思えたのは、自分の中で「鍼灸でも仕事がしたい!」という気持ちが大きかったからだと思います。その気持ちは研修を受けていく中でも大きく膨らみ、現在は鍼灸の患者様もいる別の訪問の会社に再就職し、車でご自宅や施設に訪問させていただいております。

腰痛や膝痛が酷く歩くことがままならない方、寝たきりで拘縮が進み腕を伸ばせない方、原因不明の痛みや不安で夜眠れない方等、様々な方が訪問鍼灸やマッサージを頼ってご依頼してくださいます。
治療後直ぐに効果が出る方もいればなかなか出ないこともあります。効果がないとお叱りを受けることもあります。それでも、切磋琢磨してやっと症状が緩和したときに、ご本人からだけでなくご家族からも「介助量が減り楽になりました」「動きがスムーズになりました」といった感謝のお言葉を頂ける瞬間がこの「訪問」の仕事における最高の瞬間だと私は思っています。

鍼灸あんまマッサージの資格は無限の可能性があります。だからこそ悩むことも沢山あると思います。私の資格取得後は、ほんの一例に過ぎませんが「こんな将来もあるんだな」と思っていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。