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【はりきゅうマッサージ治療室だより】「不安を克服した卒後研修」

2024年01月25日はりきゅうマッサージ治療室だより

卒後研修2年目のHSです。

私は東京衛生学園の2部夜間に通っていました。
私が入学した年の途中から新型コロナウィルスが流行し、それまで行われていた授業時間外の実技練習の中止や
時間の削減があり、学生が思うように実技練習ができなくなりました。
また座学がインターネット経由の配信授業になったりと、学習スタイルの変更があり戸惑うことが多くありました。
そのような中でも学校の先生方のご尽力で実技の対面授業と練習時間を確保して頂き、3年間にわたり実技の習得と向上に励むことができました。

在学中の臨床実習では、当然指導教員のもとでの施術という事もあり、心のどこかに教員に頼れるという気の緩みがありました。
ですが、国家資格取得後は一人の鍼灸師として自分で治療方針を決め治療して行くことになります。

私の場合、少しだけ一人で施術する事に不安を感じていたため、卒後研修に参加して不安を払拭する事にしました。
卒後研修では、始めは「東京衛生学園付属はりきゅうマッサージ治療室」の渡辺明春室長の治療の見学から始まり、徐々に施術を任され途中から一人で全ての治療を担当するようプログラムが組まれています。
そのため無理なく経験を積んで、患者さんの治療ができるようになっています。





研修1年目は2ヶ月に1度ある室長の講義で、学生時代に体験しなかった講義内容などもあり、良い学びになりました。
また研修中、疑問に思ったことを室長に質問・相談したり、他の研修生との意見交換などで治療に対する理解を深めていくことができます。
協力患者さんの中には東洋医学に詳しい方もおり、時おり専門的な質問を受ける事があり、患者さんとの受け答えも鍛えられます。
さらに学園祭では通常の治療よりも短い時間で鍼灸体験治療を担当する事ができ、その場に応じた時間配分、治療内容の組み立てなどが鍛えられ、今後の臨床で生かしていける経験が増えていることを実感しています。

今後も研修を継続し、鍼灸あん摩マッサージ指圧師として活躍できるよう努めていきます。