東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】ファンキー雅明先生の授業

2024年04月25日授業の様子

卒業生は「おー!」ってなっているでしょう。はい、みんな大好き高橋雅明先生の登場です。
3年生の鍼灸応用実技、本日は婦人科疾患の解説と治療でした。

手のひらを見ているのは、さりげない臨床での動作ですが、貧血の有無の確認。当然、目の下の部分が白くなっているのでも確認できるのですが、手を取ることによって、女性に多い手の症状の有無もさりげなく確認します。先生の授業は本当に臨床でのそのままを解説して下さります。


さて、治療としては、本日は下腹部臍の下のほうにある「関元(かんげん)」そして、ひざ下にある「足三里(あしさんり)」、内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」、小指の端にある「至陰(しいん)」への灸を中心とした治療です。写真は「至陰」にお灸をしているところ。クマッチョ。


こちらはラクちゃん。


アップするとこんな感じ。


「足三里」と「三陰交」には、鍼を刺した上にお灸を付ける「灸頭鍼(きゅうとうしん)」。この灸頭鍼、今回の足三里や腰なんかはやり易いのですが、三陰交は角度調整が難しい。お灸の重さで鍼がたわむことを前提に角度を考える必要があります。ちゃんと温めたい場所(ツボ)が温まらないと意味がないからね。


別アングルから。


アップすると…。

今回使用している「ツボ」は婦人科系疾患の治療としては有名なツボたちですが、鍼をするのか、灸をするのか、あるいは灸頭鍼かで、その効果は大きく違ってきます。なかでも、授業で先生がチラッと解説していた「顔面部のあのツボ」を最初に使用してからだと、その効果は大きく違ってきます。あのツボ、卒業生はわかるかな。

あのツボ:顔面部のツボです。正中です。奇穴です。胎動を誘発する効果が確認されています。

国家試験の内容を押さえつつ、臨床直結の実技授業が展開していくのも、東京衛生学園専門学校の鍼灸実技の特徴と言えるでしょう。そうそう、今年の同窓会セミナーでは、雅明先生に講師をして頂く企画も進行中ですので、皆さん楽しみに待っていてねー。卒業して臨床に出ると、雅明先生の授業の凄さがより分かるはず!