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治療院訪問記
東洋医療総合学科:卒業生の治療院訪問記 その14 ~出会いが大切編~
2012年01月30日治療院訪問記
東京衛生学園専門学校では2部でも「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師」の3つの国家資格の受験資格を得ることができます。けど今の体制になったのは5年前。それまでは「はり師・きゅう師」を養成する東洋医療はりきゅう学科として夜間部の教育を行っていました。間 純一郎先生は2000年に東洋医療はりきゅう学科を卒業し、現在千葉県市原市で「草の根はりきゅう治療院」を開業されております。2000年という年は「あはき業界」にとってある意味変革の年でもあります。この年までは全国の「あはき師養成施設」は大学も含め28校しかありませんでしたが、今では100校を超える養成施設が存在しています。そんなこともあって今の受験生は学校選びが「あはき師」としての命運を分ける大きなポイントにもなっているのです。それに比べ、間先生たちの時代は「あはき師養成施設」に入学できるかどうかが大きなポイントでした。間先生たちが当校を受験した時は少なくとも5倍程度の倍率はあったと思います。(ちなみに私の時は10倍でした・・・)
そんな難関を乗り越え当校に入学した間先生ですが、はりきゅう師としての命運を分ける出会いが在学中にあったそうです。石原克己先生との出会いです。在学中に参加した全日本鍼灸学会学術大会で石原先生の実技セミナーに参加し、その後学校の授業中にその石原先生が間先生の自宅の近所で開業されていることを知り、だめもとでお手紙を送ったところ温かく迎え入れて下さったそうです。そんな縁から石原先生に師事し、修行に励んだ結果、開業に至るだけでなく「東京九鍼研究会」で講師を行い「日本刺絡学会」の理事をつとめるようになりました。当時は授業を通して石原先生と出会うことはできませんでしたが、今では当校の授業にご協力いただいております。
この資格を活かして仕事をしていく上で目標となる先生、師事したいと思える先生、そんな先生と出会えるか、出会えないか。そんなことも学校選びをしていく上では大切なことではないでしょうか。
学科長:光畑 昇
写真:間先生、草の根はりきゅう治療院、治療ブース