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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信13　～夏休み海水浴編～

2012年09月04日

天津留学中、金崎さんの夏休み後編です。
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中国で初めて同級生と二人で1泊旅行に行ってきました。電車で約4時間かかる北戴河という海です。天津から最も近く、ロシアからもはるばる訪れる場所として有名です。電車のチケットと家庭旅馆と呼ばれる宿を予約しましたが、前夜になって急に外国人は宿泊できないと連絡が入りました。中国政府の法律によって決められているとのこと。電車の切符（片道37元）は購入済み。キャンセルしたくなかったので中国人友人に連絡し、他の宿を探してもらい、1件だけ見つかりました。値段も安く1泊1部屋100元で、海まで歩いて10分の良い所でした。日本の場合は1名いくらですが、ここでは1部屋（ダブルベッドとシングルベッド、テレビ、シャワー等が設置してある、15畳くらいの部屋）がいくらという値段設定でした。

翌朝天津駅6時半出発。乗車前は空港と同じ。荷物を預けて検査され、その後切符とパスポートを駅員に見せてようやく駅の待合い室へ通してもらえます。私は寝不足と疲労の為早く寝たかったのですが、周囲の中国人はテンションが高く、今から向かう旅を楽しみにしている様子。こういう元気さは日本人より中国人の方があるなと感じました。電車は約30分遅れで到着。車内の椅子は硬座（硬い席で値段が最も安い）、軟座（軟らかい席で値段が少し高い）等違います。今回は最も安い席（硬座）でしたが、充分くつろげました。車内では売り子さんが果物や飲物を販売。面白かったのが手品グッズでした。車両の通路中央付近に立ち、大声で商品の説明をしながら手品の模範演技をしています。（写真上）

そんなこんなであっという間に到着。晴天で暑い！絶好の海水浴日よりでした。北戴河の駅は意外に広く、改札口にはチラシを持った中国人が20～30人が到着する人を待ち構えていました。この人々は自分の宿の宣伝をして、お客を探します。私達は宿のスタッフに迎えに来てもらいました。現れたのは、電話で話している時と同じ優しい雰囲気を持った20代前半の男性とそのお母さん。  

一緒にバスに乗り約30分。天津と北京しか知らない私には、この自然に囲まれた街は新鮮でした。道路は広く、バスの中から周りの木々や緑の植物を見ることができました。ちょっとしたリゾート地のような雰囲気で、日本の田舎を思い出させてくれました。宿に着いたら速攻海へ。途中に沢山のお店（御土産屋、海鮮料理、スーパー等）が道路の両脇に並んでおり、呼び込みをしてきます。レンタルの浮き輪（1日5元）や2，3人が乗れる手こぎのボート（1日30元）を借りました。
平日でしたが、沢山の海水浴客で賑わってました。ここの海水浴場には日本でいう海の家のような建物は無く、そに代わりパラソルや木製の椅子を貸し出していました。他に、籠に蟹を入れて威勢のいい声で蟹を売り回っているおばちゃんもいました。値段を聞くと買うまで離さない大阪商人顔負けという感じで、バイタリティーがすごいなと感じました。
海の中では老若男女みんなキャッ、キャッ楽しそうな声を出して、すごく無邪気に遊んでいます。海は故郷の日本海と色や深さはさほど変わりません。
夜は宿の人に教えてもらった、地元の人が行く海鮮料理の屋台（観光客が少なく、美味しくて安い屋台）へでかけました。４軒くらい海鮮料理屋台が並んでいた中で、最もお客さんが多かった店を選びました。外にもテーブルが沢山置かれて、殆ど満員状態。店員さんにお勧めメニューを聞き注文。どれも美味しくいただきました。初めて食べた鸡头と呼ばれるニワトリの頭の部分を焼いた肉も美味しかったです。同級生はリアル過ぎて、もう二度と食べたくないと言ってましたが・・・。
宿の人は本当に親切で、翌日12時にチェックアウトした後、私たちが夕方まで海水浴に出かけている間荷物を預かっていてくれました。また海水浴から帰ってきた後も、部屋のシャワーを無料で使用させてくれたりと本当に家庭的な宿でした。また機会があったら是非この海に、そしてこの宿に宿泊したいと思ってます。

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中国国内旅行も経験し、夏休みに充電ばっちりの金崎さん！2年目の新学期もこのペースで頑張って下さい。