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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信22 ~東アジア競技大会観戦~

2013年10月27日

天津留学中、金崎さんからのメッセージです。



天津は朝晩が冷えるようになり、冬の季節が目前に迫っている感じがする今日この頃です。部屋は11月まで暖房が入らないようで、とても寒い日は足元に電気ストーブを置いて過ごしています。

天津市内では、今月10月6日から15日まで第6回東アジア競技大会が開催され9カ国が参加し、22競技の試合が実施されました。私は日本人選手の活躍する姿を観て感動したく、体操競技と柔道競技の観戦に行ってきました。
部屋のインターネットでチケット購入方法を探し、中医薬大学から徒歩20分の場所に扱っているお店を発見しそこで購入しました。体操競技は天津の中心部、水上公園近くの天津体育館で開催され、チケットは30元(日本円で約480円)の席と50元(約800円)の席(全席指定席)があり、50元の席を購入しました。
柔道競技は中心部から遠く離れた天津飛行場近くの民航大学体育館で開催され、全席30元(約480円)でした。
10月14日(月)午前の病院研修を終えた後、バスを乗り換えながら(片道4元 約64円)、約2時間かけて現地へ向かいました。
民航大学の敷地は中医薬大学の2倍以上はありそうなとても広 く、中心部に大きな池があり雰囲気の良いキャンパス内でした。体育館入場口では、持ち物検査が中国内の空港のように、入念に行われてました。(ペットボト ルは体操競技ではラベルをはがし持込み可能で、柔道競技では持込み不可でした。)
試合開始40分前に会場に入ると、客席には殆ど人がおらず、大学生ボランティアスタッフの姿がありました。チケットをスタッフに見せ、席を案内してもらお うとした所「この辺りの赤色の席ならどこでも自由に座っていいですよ!」と言われました。前日の体操競技でも、同じことを言われたので「指定席といって も、自由席のようなものだな。」と思いながら、良い場所を探し結局2競技とも、最前列中央で観戦することができました。

 

この日は男女の45kg台から73kgまでの軽量級の決勝戦が行われることになってました。会場内で日本人選手の予選結果が知りたく、学生スタッフに聞くと地下にある場所で結果を知ることができると言われ、案内してくれることになりました。
一緒 に階段を下りどんどん歩いて行くと、「えっ、ここ入って大丈夫なの?関係者しか入れないんじゃないの?」という扉を開け、更に後ろを付いていくと、周囲に はスーツを着てトランシーバーを持った警備員の姿が見られました。ちょっと大丈夫なの!?と思いながらも更に進んでいくと、向かい側の扉からさっそうと歩 いてくるオリンピック金メダリストで現日本男子監督の姿がありました。まさか天津の郊外の大学の体育館内で、間近ですれちがうことがあるなんて!という驚 きがあり、不思議な感覚でした。結局案内された場所は、選手がウォーミングアップを行っている練習場でした。
日本では普通一般客が入れる場所で無く、内心ドキドキしながらも、大学生スタッフが親切に大会役員であろう人に聞いてくれていたので、黙って待つしかありませんでした。
テーブル上に置かれた試合結果用紙は、「参加国の監督・コーチに渡す為のものでこれは見せることができません。」と言われ、観客席に戻りました。

席に戻った時には、大学生を中心とした観客がぞろぞろと入場していました。
試合中日本選手の活躍を近くで観ることができたので、遠いこの体育館に来て良かったと思いました。
一番目の写真は柔道競技で日本人選手が金メダルを取った階級の表彰式のものです。会場内の人が起立した中で1位から3位の選手の各国選手の国旗掲揚がされ、1位の選手の国の国歌が流されてました。「君が代」も久しぶりに聴くことができ、感動の瞬間でした。

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二番目の写真は、この東アジア競技会で野球日本代表のアスレティックトレーナとして参加されていた、東京衛生学園卒業生の先輩鈴木さんと撮影したもので す。天津留学中の門井さん、石井さん、そして私の3名が滞在先のホテルにうかがい、その後近くのレストランで一緒に食事をさせていただきました。野球チー ムのアスレティックトレーナとしての仕事や選手への針灸治療のこと等色々とお話を聞くことができ充実した時間を過ごせました。
ちなみに日本の野球チームは見事金メダルを獲得しました。

三番目の写真は、現在一附病院で針灸研修をさせてもらっています李妍先生と撮影させてもらったものです。午前は朝8時から12時、午後は2時から4時半ま で治療が行われています。室内にはベッドが6台、椅子も各ベッド前に1台ずつ置かれ、主に脳血管障害の患者さんの治療はベッドで、顔面神経麻痺の患者さん は椅子に座って治療がなされています。先生はよく話をされ、明るい性格です。日本語は話せませんが以前日本に行ったことがあるようで、よく日本の話題にな ります。患者さんの中にも仕事の研修で以前日本に滞在していた方が3名おり、治療室内で色々話をさせてもらっています。現在私の他、本科生の韓国人と香港 人の留学生、中国人研究生、四川から半年間研修に来ている医師の計5名が研修させてもらってます。
今から冬になり顔を刺すような寒さが毎日続くかと思いますが、元気に頑張ります。



スポーツの秋を満喫の金崎さん!勉強もプライベートも充実の日々ですね。